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インターナショナル・カルチャーショック~うちの姉兄妹~①

我が家には2人の娘と1人の息子の計3人の子どもがいて、それぞれ別々のインターナショナルスクールに通っています。
長女は最近流行りのインド系インター、長男は「伝統校」と言われるような老舗インター、次女は入学に英語力を問われず日本人も多く通う混在型インター。
私は公立の小学校から受験で中高1貫の私立校に入り、国内の大学に通ったドメスティックな人間で、周りにインターに行っていた人は誰もいませんでしたし、子どもの学校選びを始めた際には、子どもをインターに通わせているという親御さんの知り合いもおらず、非常に情報収集には苦労しました。
ので、これからお子さんをインターナショナルスクールに通わせたいと思っている方に少しでも参考になればと思い、自分の経験をもとに、「インターナショナルスクールの内情はこんな感じですよ」という情報をここで少しずつ発信していけたらと思っています。
なんて偉そうに言っていますが、半分は子どもの成長の記録を残すため、半分は文章を書く習慣を自分に課すためというところなので、大した内容じゃありませんが、ご興味ある人はお付き合いください。

ちなみに、うちの子ども達が通っているインターの特徴をざっくりまとめると以下のような感じです。

■インド系インターナショナルスクール
都内に大きめの学校が3つくらいあるが、娘が通っているのはそのうちの1つ。それ以外にもインド系のインターは年々増えてきている印象。やはり人口世界一の大国なので、日本にいるインド人も多いのでしょう。
通っている生徒の半分以上はインド系。学年が上がる程にその割合は増える。教師は欧米系が6~7割、インド系が3割くらい、日本人や韓国人も少しいる。
インド系インターの料金はだいたい割安。
HPを見ると課外活動も盛んであるかのように書かれているが、実際は大してやっていない。
まだそこまで歴史が長くないので、大学進学実績に目を見張る程のものはないが、大学から人を呼んで学校説明会を開くなど、進学指導は積極的にやってくれている。また、数学のレベルは日本の学校に比べて高いと思われる。

■老舗インター
創立50年以上の伝統校。戦後、日本に駐在していた欧米人の子女向けに作られたインターだが、現在では帰国子女やハーフの日本人やアジア系の駐在員の子どもが8割くらいを占めている印象。
伝統校だけあって広い敷地を持ち、設備やクラブ活動も充実している上、長年に渡り1つの学校で教鞭をとり続ける熱心な教師も多く、大学進学実績も日本の進学校に引けをとらない(海外の大学進学なら、もちろんこちらの方が圧倒的に実績がある)。
入学にはオールイングリッシュで行われる授業についていける程度の英語力が必要なうえ、両親とも日本人で帰国子女でもない子の場合、優先度を下げられるリスクあり。
学費は高く、同じ学年で比べればインド系インターの1.5倍くらいはかかる。

■混在型インター
世界最大規模の非営利団体が運営するインターナショナルスクール。
入学に際して英語力は問われず、クラスの人数に余裕があれば誰でも入校可能。
クラブ活動は先生が趣味で教えられるようなスケッチや折り紙、チェスといった簡単なもの中心だが、全校生徒で参加するキャンプやスキーといった体験型学習を重視している。
生徒は日本人が半分、残りは韓国人、中国人、インド人といったアジア系がほとんど。教師はアメリカ、カナダ、オーストラリアといったネイティブスピーカーが多いが、韓国人や日本人などアジア系もそれなりにいる。
教師の離職率が高く、自分の子どもを担当してくれて信頼していた先生が大抵2,3年で辞めていく。
学費は老舗インターよりは割安だが、インド系インターよりは高い。ここ数年、毎年のように値上げをしている。

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