狂気の歴史:外因・内因・心因の三つ巴とその循環 〜狂気の統治は誰のものだったか〜 中世編
古代編からの続きです。
引き続き下記の書籍の第3章を参考にしながら話していきましょう。
神学モデルの台頭
古代編では、ギリシャとローマでの体液説に基づく狂気観までみてきました。ローマ帝国の衰退とともに、その医学的な価値観は徐々に薄れ、代わりに神学的な狂気に移行していきます。
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