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【毎日投稿】英作文が苦手な方へ

 おはろん、得意科目は数学と英作文、しらすです。

 今日は勉強系記事。その中でも英作文について。

 先日、バイトにて受験生に英語を教えていた時に「英作文が苦手です」と言われ、何度か教えることになった。私自身、英作文は高校生の頃に何度も学校の先生に添削していただいた経験があるので、それをもとに教えていた。

 本稿では、英作文が苦手という方必見の、英作文が書けるようになるまで、を紹介する。高校生向けの記事となっているが、大枠は中学生から一般の方にも当てはまることばかりなので、参考にしてくれるとありがたい。

 それでは、今日も最後までご覧あれ...。

1.基本的な文章を覚えよう

 英語のどの教科書にも、必ず例文というものが記載されているはず。英作文の対策として、一番最初にやるべきは、この基本的な例文を頭に入れることにある。

 我々日本人は、母国語である日本語をいかにして身につけてきたかというと、とにかく誰かがしゃべっているのを聞いたり、見よう見まねで発話してみたり、そして学校に入学すると教科書という正しく書かれた日本語にたくさん触れることで、文章の基盤を作り、語彙を増やし、今のように楽しく発話できるようになっている。

 英作文も同じようにすれば基本的に身につくのだが、それでは何年かかるか知れたことではない。そのショートカットのために、基本的な例文を覚えておくことで文章の基盤を先に作っておくことを今からするのだ。

 高校生が英作文の勉強をする際には、以下の参考書がおススメである。私自身も愛用しており、実際にこれに載っている文章を覚えるだけでも文章の書きやすさを実感した。

ドラゴンイングリッシュ

2.覚えた文章を書き換えてみよう

 文章をいくつか覚えたら、それを書き換える練習をする。書き換えのレベルは小さいレベル(参考書に載るようなレベル)で構わない。例えば「主語をSheにする」とか、「過去形にする」とか、「The red ballをSomething redにする」だとか。例文に少し幅を利かせることで、ただ覚えるだけではなく、次第に使えるようにしていく。

3.文法の勉強をしよう

 文法の勉強は、英作文をする上では避けては通れない。それは実際に文章を書くときの単語選びだったり、時制選びだったり、多大に影響を受けるからだ。

 今まで文法の勉強をしてこなかったという方は、まず時制、文型、前置詞、そして品詞について勉強することをお勧めする。これらが理解できるだけでも英作文能力がぐっと上がる。

4.何度も添削してもらおう

 さて、実際に演習してみようと思っても、模範解答と自分の書いていることが違って、本当にあっているのかわからない、という経験があるはず。これに関しては、自分だけではどうしようもないので、迷わず専門家(英語の教師など)に添削してもらおう。自分が正しい英語を使えているのか、また正しくするにはどのように書くのが良いのかなど、先生にアドバイスをもらいながら行うとよい。

 これを面倒がらずにやれるかどうかが、英作文でコンスタントに点数を取れるかに影響するだろう。

まとめとコツ

 英作文についてまとめてみた。以下に方法をまとめる。

・例文を覚える
・例文を書き換えて幅を利かす
・文法の勉強をする(特に時制、文型、前置詞、品詞)
・添削してもらう

 英作文のコツは、英語が書きやすい日本語に直すこと、そして主語動詞を的確に押さえること。難しそうなことを日本語で言っていても、それを英語にしやすい日本語に書き換えてしまえば今までの経験を使うことができる。

 例えば、名古屋大学の過去問には、以下の文章を和文英訳する問題が出題されている。

緊張しすぎたり、弱気になったり、集中できなかったりする心理的側面が実力を発揮することを妨げます。

 長い修飾語を省くと、この文章の主語は「心理的側面が」であり、動詞は「妨げます」である。なのでまずそこだけ英語にしてみる。

Psychological reactions prevent.

 こうやって、主語と述語をシンプルに抜き出して、そこだけ英語にする。あとはここに肉付けするだけ。基本的には満点を取らなくてもよいので、意味がほとんど同じになるように書き換えていく。たとえば、「実力を発揮する」というのを「全力を出す」とか「能力を出し切る」とかいろいろな表現に書き換えられるので、その中で自分が最も英語にしやすいものを採用して英訳してみる。

 文法や熟語を勉強して表現の幅を広めることも重要だ。本問題では「Aが~するのを妨げる」という表現「prevent A from ~ing」を知っている方が圧倒的に書きやすい文章だ。

 模範解答は以下の通りである。

Psychological reactions, such as getting nervous, losing confidence, or concentration, prevent you from showing your ability to the full.

 英作文は、とにかく習得に時間がかかるため、今のうちから取り組んでおくとよい。善は急げということだ。

 誰かの参考になれば幸いである。そういえば最近高校生を教えていないしらすであった。


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