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【毎日投稿】『天城越え』の歌詞を疑問符とともに見ていた
おはろん。ひと昔の曲に恋焦がれるしらすです。
今日の気づきメモ。
研究の休憩時間に、ふと聴いてみたくなったのは、石川さゆりさんの『天城越え』。歌詞までしっかり吟味したことがなかったため、さっそくYoutubeで検索をかけて聴いてみる。
『天城越え』の歌詞から、気になった部分を抜粋してみる。
何があっても もういいの
くらくら燃える 火をくぐり
あなたと越えたい 天城越え
少し調べたことを加えると、天城越えとは、伊豆半島を南北に横断する天城峠という峠を越えるための道のことを指す。この天城峠やその周辺は、『伊豆の踊子』などの文学作品の題材にもなっている。
その歌詞の中に、「くらくら燃える」という表現がある。
くらくらとは、現代では「頭がくらくらする」のように眩暈の症状のひとつとして使われることが多い言葉だ。
では、「くらくら燃える」とは何なのか。
辞書を引くと以下のように記載されている。
1 めまいがして倒れそうになるさま。ぐらぐら。「頭がくらくら(と)する」
2 湯などが沸きたつさま。ぐらぐら。
「炉に掛けた鉄瓶の湯は―沸き立っていた」〈藤村・家〉
3 怒りや嫉妬などで心の中が燃え立つようなさま。
「彼女の―と嫉妬に燃えた眼の前に」〈広津和郎・風雨強かるべし〉
なるほど、3つ目の意味で、怒りの感情を表すために使われる表現だと分かる。
では、何故そんな「くらくら」という怒りの表現が、今は眩暈で倒れそうになることを形容するのか。
ここからは私の推測になってしまうが、語源がそもそも異なるのではないかと感じている。
「眩む」という動詞がある。これは暗くなる、(目が眩む、という形で)一時的に視力を失う、眩暈がする、といった意味である。「頭がくらくらする」のくらくらは、こちらから転じてきたものだろう。
ともすれば、「くらくら燃える」のくらくらとは何なのだろう。同様に「くら」がつく動詞から転じたものなのだろうか、もしくは「暗い」という状態が何か人の感情に関係しているのだろうか...。
言葉とは、思ったより不思議で不明なものだと疑問符を掲げるしらすであった。
P.S
もしこれについて知ってる方がいらっしゃったらコメントお願いしますmm
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