人間関係の悩みが軽減するおすすめ本紹介『幸福のための人間レベル論』
おはろん。活字を読める幸せに感謝、しらすです。
毎週日曜日恒例企画、『今日のおすすめ本紹介』のコーナー。タイトルには5と書いてあるが、実は6本目である(いと紛らわし)。
前回紹介した本はコチラ↓
それでは、今日も紅茶を片手に、最後までご覧あれ…。
本の紹介
今回紹介する本はこちら。
藤本シゲユキ著、『幸福のための人間レベル論 ー「気づいた」人から幸せになれる!ー』。
著者の藤本シゲユキさんという方は学生時代にバンドマン、それからホスト業界で働き、その後恋愛を中心としたカウンセラー業を営んでいる、私からすると異色の経歴を持つ。
これらの殆どが、直接人とかかわる職業であり、そんな藤本さんが多くの人とかかわり、カウンセリングしてきたからこそ得られた、うまい人との付き合い方だったり、本当の幸せを勝ち取るための行動、タイトルにもある人間レベルという考え方が載っている。
この本の見どころ
この本は、人間レベルという考え方が中心となって幸せの在り方などを論じている。大まかなレベルは4つあり、下から「人でなしステージ」「気づいていないステージ」「気づいているステージ」「悟りステージ」となっている。
幸せを感じやすいのは、上から二つ目の「気づいているステージ」以上のステージなのだが、多くの日本人(8割)は下二つのステージに属すると書いている。
特に「気づいていないステージ」から「気づいているステージ」へ人間レベルを上げることが、幸せをより感じやすくなると本書は示している。
本書の最初に、それぞれの人間レベルの特徴が記してあるので、自分の該当する箇所を考えたり、周りの人がどのレベルであるかを考えてみるのも面白い。
また、相手がどのレベルなのかを参考程度に覚えておけば、人とかかわるときに無駄なストレスを抱えづらくなるので、そういう意味でもおすすめだ。
こういう人に読んでほしい!
自分とは何者か。
この問いに対して明確な答えがない人にはぜひおすすめしたい。
自分は何が好きで何が嫌いか、何が嬉しくて何が悲しいのか、何が得意で何が苦手か。自分を知ることこそ、真の幸せに近づくための最も重要な要素だからだ。
本書のたとえをそのまんま使わせてもらうと、RPGでは自分のレベルにあったモンスターが出てくる。
レベル1では魔王を倒せないし、レベル60でスライムを倒すのは容易だが経験値が少なすぎて幸せや達成感を得られない。
また、職業という概念も存在し、戦士はまっとうな直接攻撃が得意だが、呪文は唱えられない。
魔法使いは魔法などの遠距離攻撃が得意だが、斧は持てないし魔法で強化しなければ防御力も弱くなっている。
自分を知らない、とは、RPGで言うところの、自分のレベルも職業も知らないことと等しい。なので、自分はどの武器を装備したらよいか、どの地方に住んでいるモンスターを倒すべきかなどの正しい判断ができなくなるのだ。
本書の中にもあるのだが、自分を明確に知るきっかけとなり、自分のできることもできないことも受け止め、そのうえで幸せを勝ち取る。これを実現するきっかけになるのが本書だと私は思っている。
評価
読みやすさ:★★★★(結構読みやすい)
専門性 :★(誰でも読める)
おススメ度:★★★★★★(誰もが読んだ方がいい)
まとめ
今回は、『幸福のための人間レベル論 ー「気づいた」人から幸せになれる!ー』を紹介した。
本書にも記載されているが、この人間レベルという概念は別に差別をするためのものではないし、人間レベルが上だから偉いといった法則は存在しない。人間レベルが下の人が上司だったりお偉いさんだったりといったことは珍しくない。
緊急事態宣言の中だが、時間ができたという人はこれを機にぜひ読んでほしい。
P.S
昨日23時7分ごろ、福島沖での大地震が発生しました。大規模なものでしたので、もしかしたら被害に遭った読者の方もいるかもしれません。
私の住む北海道でも1年半前に胆振東部大地震が発生しています。自然災害というのは、今の技術力をもってしても予測はほぼできておりません。
この地震をきっかけに、私も強く生きようと思います。そして、私の地区では震度2であったにも関わらず、その揺れに私自身が気づかなかったことを残念に思っています。
これからも、このSirasu diaryを、よろしくお願いしますmm
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