見出し画像

そこに何があるからだ?(2021/08/03)

・こんにちは、sirasuです。


・書くぞ!


・今日は病院に行って抜糸をしてきた。

・いままで、奥歯の方にちろちろと糸があるのがヒジョーに鬱陶しくて堪らなかったんだけど、今日それを抜くために病院に行ってきた。素麺とかたべるとき奥歯の方でゴッチャになってようわからんかったので、んなもんは手っ取り早く抜くに限る。

・入院した病院ないの歯科口腔科にいったけど、手術できるくらいでかい病院のなかに歯医者みたいな空間があるとなんか変な感じがする。え、セット?みたいに錯覚する。でかい病院なら...こう...ねぇ?すごい実験室みたいなじゃないと変な感じじゃない?僕だけか。

・ふつうに歯医者みたいな椅子に座らされて、主治医の先生が来る。この人は、結構無骨というか口数は少ない人だ。そのひとが明らかにブラックジャックとかがもってそうな銀色のハサミを持ってるのが見えて、ゾッ....となった。


・口を開けて、その中にさまざまな器具が入れられているが、突然チクッ!!と激烈な痛みが走る!うおっーーー!!痛えええ!!!明らかに糸じゃなくて肉を切っている痛みがある。なんかこのヤバい時に僕は化物語の最初の方の口にホッチキスを入れられる描写を思い出した。あれ、痛そうだよなー。

・そして4箇所に2回ずつ、合計8回分の痛みがプレゼントされて終わった。

・えっ?!終わりですか!?いや、インフォームドコンセントっつーの?なんか「いい感じで治ってます」的なコメントもなく!?帰っていいですよ?!おーい!!!!!教えてくれーーーーっー!!!!!!!

・そしてそのまま帰って塾に直行しましたとさ。

・あと思ったけど、抜歯っていうくらいなんだから糸をハサミで切断したのは分かる。でも、なんで切っただけで終わったんだ?糸を抜くなら糸を引くという作業も残っているはず。まだ歯肉に糸が残ってんじゃないの?どーいうこと?あれか、水に溶ける糸ってやつですかい?もういいや。そういうことにしておこう。



・昨日読んだ漫画「神々の山嶺」。

・最近僕はvtuberを見るのにハマってる(日本のライバーも見てるよ)んだけど、その中にいろんな事務所をごっちゃにしたユニット企画、漫画プレゼン同好会っていうチームがある。

・名の通り、漫画好きな5人のvtuberがよって集まり、好きな漫画をプレゼンしていく。もちろん漫画好きは伊達ではなく、仲間がプレゼンしている漫画は仲間はだいたい網羅しているので、我々視聴者に向けたプレゼン企画であると言っていいだろう。

・そのユニットをみるのが最近けっこうハマってるんだけど、有名なエロ漫画家の伊東ライフ先生も参加している。そのライフ先生がプレゼンをしてくれたのが、この「神々の山嶺」というわけだ。


・作画の谷口ジロー先生は「孤独のグルメ」で有名な方。

・大まかなストーリーは


エベレスト登頂を目指して登山隊に入隊してエベレストに登った主人公の深口。しかし、エベレストは気候に恵まれず、アタックは失敗となる。それに失望してしまった深口は、日本にすぐには帰国せず、ヒマラヤ山脈の近くの街で時間を潰していた。その町の古い山岳用具店で深口はとあるカメラを見つける。
そのカメラは、「世界で一番最初にエベレストに登ったかもしれないというマロニーという男が所持していたカメラ」とおなじ種類のカメラだった。エベレスト初登頂はイギリス人チームが初の公式記録だが、実はその6、7年前にも山頂に近づいたマロニーという人たちのチームがあったのだ。深口はこれは歴史が変わる発見かもしれないと息巻き、カメラを購入するも、その店は盗品を扱う店であり、結局カメラを深口は盗まれてしまう。
しかし、深口はカメラを追ううちに、そのカメラはビカール・サンという男の持ち主であることが判明した。そして、そのビカール・サンと呼ばれる男は実は過去に天才クライマーだと称されていたが行方をくらませた、羽生丈二という男であることに気づく。
カメラの謎、羽生はなぜこんなところで生活しているのか。その謎を解くために深口は動き出す。


・ふう。こんなところか。まあ名前のとおり、ゆる〜い登山漫画ではなく、「岳」とかのようにガチガチの登山漫画である。

・この話のすごいところは岸辺露伴じゃないけど、リアリティだ。この羽生という男はめちゃくちゃな男だが、なまじ登山の実力はピカイチである。その羽生についての情報収集パートがあるのだが、いろんな証言を照らし合わせるとどんどん羽生という男の生き方がわかる。そして情報収集パートはチュートリアルでもある。登山って過酷だなー!とか登山のチーム、スポンサーのことなど、ここで学べる。

・また谷口ジロー先生の画力が凄すぎて、本当に読んでいるとハラハラしてくる。手に汗握るは比喩などではない。冬の山の書き込みが凄すぎて、写真じゃん!ってなるけど、スクリーントーンを使っているわけではなさそうなのがすごい。


・登山というとハイキングのようなイメージが出てくるけど、この漫画にそんな生易しいものはなく、自然と人間の命をかけた対話、スポーツの究極が「登山」であるというものであるということを教えてくれて面白かった。

・特に、冬山の描写が多くて、寒さと酸素の薄さで登山者が幻覚や幻聴を見るシーンがあるのだが、そこの生々しさがすごく怖かった。おそらく、本当にこういう幻覚をみるんだろうなぁという恐怖。生きるという絶対を放棄するという異常さが際立って本当に怖かった。ぜひ読んでみて欲しい。背筋が凍りますよ。


・名言も多く、「なぜ山に登るのか?そこに山があるからだ」という有名な言葉に対し、

・と応えるような、最強にカッコいいシーンもある。ただの登山漫画ではない、人生のバイブルのようなものである気がする。


・途中、次の話が気になりすぎて、めくる手を止められなかった。ぜひとも一読をば。


・では、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?