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心のピントを合わせる
白宮です。少し温かくなってきました。無事に夏が訪れそうで安心です。
昔はね、思い込みや決めつけが激しいねってよく言われてました。
確かにそのせいでめちゃくちゃ損した事があったと思います。良い方向に信じるというのは、なかなか難しい事でした。
何故良い方向に信じられなかったのか…。何故、悪いことを思い込んでしまったのか。
幼い頃にまずい泥水しか飲んだ事ない人は、水が美味しいものだと気づきづらい。
両親は私を苦労して育ててくれたとは思いますが、不仲で、愛情とは壊れてしまうものという先入観が植え付けられてしまいました。それから親はあんまり愛情表現を示すのが苦手な人のようでした。
私は本当に無知で、感覚として愛情というものが分からなかったので、人に好意を抱かれても受信の力がありませんでした。
むしろ、怖い!とか、愛情=壊れやすいものという認識がありました。
それで色々な人とお付き合いをしました。しかし、私はいつも不安に付きまとわれていて、しかも簡単に壊れないかという試し行動までしてしまってました。
もっと暖かい愛情を持って接すれば良かったと後悔してます。しかし、今はピントが合っているからそう言えるのかもしれません。
愛情を知らないと、愛情にピントを合わせるのが難しい。
霧がかってモヤモヤしていて、別のものにピントを合わせてしまうのです。これが思い込みや決めつけの仕組みです。
ピントは本当は自分自身で調整するものなのに、どこかで壊されてしまったのです。
そして、闇雲に探していました。でも、ピントが合ってないから目の前にあっても全然気づけない。花に止まってる虫ばっかりじっと見ていて、綺麗な花の存在に気づけませんでした。
成長過程で親や周りから、嫌な言葉を言われてきた人は、ちょっと調整機能が崩れてしまいがちです。素直な人ほどそうなってしまうという…。でも、本当は美しいものが見たくて、優しいものに触れたくて、暖かいものを欲しているんです。
私たちはとても崩れやすいカメラを持ってますが、自分はピントを合わせられてないんだと一旦立ち止まって考えてみましょう。
疑ってること、ネガティブなこと、物事とは色々な角度があります。他人の奥深い気持ちに気づけると、少し楽になりますよ。
心のピントを調整して、生きるのを少し楽にしましょう。そして今からでも綺麗で美しいもの、優しいものに満たされますように。
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