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奇跡!ダウンタウン&さんまさんと超田舎モンが仕事!?

ADの頃、先輩方によく「佐々木は大器晩成だよ」と言われ続けました。
それを信じて頑張り続け、気づけば業界歴27年の49歳に!
いまだに大器晩成待ちの佐々木です(笑)
そんな50歳直前おじさんディレクターのお話にちょっとだけお付き合いください(2分30秒で読めます)。ちなみに現在担当している番組は、日本テレビの「踊る!さんま御殿!!」と「マツコ会議」です。
出身は宮城県気仙沼市本吉町(学校までは歩いて30分、電車は2時間に1本、1学年30人しかいないので小学校・中学校9年間クラス替えなし)
そんな超田舎者の私が普通に生きてれば交わる事のない憧れのダウンタウンさん、明石家さんまさんと仕事するまでを書きます(写真はあるもので構成しているので内容に若干の偏りがあるのをご了承下さい)。

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※宮城県気仙沼・自宅からの風景

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※津波に一度流された自宅

倍率100倍の難関!AD面接を合格

まずはシオンに入るまでを書きます。当時21歳大学3年、テレビ業界とはまったく関係のない理系の大学に通っていました。しかし、つまらなくてほぼ学校へは行かず…
楽しみといえばテレビを見る事で、その頃一番好きだった番組が
「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」。
毎週スタッフさんが番組に出演しているのを見て、「こんな人たちが番組を作っているんだぁ」と初めてテレビの仕事に興味を持ちました。
そして、ここで運命の出会いが!
バイトを探そうと求人雑誌を見ていたら、シオン(当時の会社名は、テレビシオン)が「AD募集」の求人広告を載せていたのです。その雑誌には当時シオンがやっていた番組「発明将軍ダウンタウン」のADさん(現:高家P)に密着してお仕事を紹介していました。
それを見て「もしかしたらダウンタウンと仕事ができるかも」というミーハーな気持ちで
応募。すると100倍の倍率をくぐり抜け見事合格(200名の応募で2人合格)。
なぜ合格したかはナゾですが、全部の質問に全て「ハイ!できます!」とハッタリかました記憶はあります。

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※入社して3年目ぐらいの忘年会(みんな若い。前列右が私です)

最初の配属番組「発明将軍ダウンタウン」

そしてAD初日…
なんと最初の仕事が「ガキの使いSP」。仕事内容はオフラインしているディレクターの後ろでただ見ているだけ(10時間以上)と忍耐力が少々必要な仕事でしたが、憧れのダウンタウンさんの番組だー!という喜びの方が強かったのです(なので初日からまさかの徹夜でしたが、辛くはなかったです。今はこんな事ありませんのでご安心を。25年ぐらい前の昔話です)。
その後、「発明将軍ダウンタウン」に配属。ダウンタウンさんとは約2年ぐらいお仕事させてもらいました。色々思い出ありますが、今回は2つほどピックアップします。
1つは、番組忘年会での「カラオケ大会」。「浜田さんチーム」と「松本さんチーム」に分かれてスタッフ全員カラオケを歌うことに。その時、自分の選んだ曲がなぜか女性の曲で渡辺美里さんの「My Revolution」。
甲高い声でかわいく歌った結果、浜田さんから「かわい子ちゃん!」とツッコんでもらいうれしかったのを今でも覚えています(ちなみに伊藤社長はマッチの曲を歌ってました)。
もう1つの思い出は、雑誌の取材を受けた事です。雑誌名はあの「J.Marker」。収録の様子など密着してもらい「ADのお仕事」という特集で2ページも掲載されました。
25年前の自分を見て「ブサイクだな」と思いつつ、その発売から3か月後、
廃刊になってしまったのでちょっと責任を感じてたりします。。。

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日本一の司会者「さんまさん」と仕事できる喜び

その後、さんまさんの「明石家出版」という深夜番組のADを経て、「踊る!さんま御殿!!」の立ち上げにチーフADとして参加。その半年後にディレクターになりました(AD歴は丸4年)。最初は「視聴者からの一言体験談」の再現VTRを担当。役者さんを使いミニドラマを作る所から始めました(初日に役者さんから「監督!」と呼ばれてうれしかったです)。しかし、ここで問題が!役者さんへの演技の付け方やカット割が全然わからない…(AD時代忙しすぎて4年ぐらいドラマや映画をほとんど見ていなかったため、まったく引き出しがなかった)。慌てて、とりあえず1日1本レンタルビデオ店からドラマや映画を借りて見まくり、色々なパターンをインプットしました。その結果、毎回ダメ出しされていたVTRもなんとか形になり褒められるように(意外と努力してた気がします)。そして今では(話は一気に飛びます)、番組1時間を任せられる本編ディレクターに!
おかげ様で、23年間も日本一の司会者・明石家さんまさんと楽しく仕事させて頂いております(打ち合わせも毎回3分以内、今までNGを言われた事も一切ナシ。恐れ多いですが、とてもやりやすい大御所です)。ここ5年ぐらいは、信頼からか(?)ほぼ全てのスペシャルを担当させてもらっているのでありがたいです(超田舎モンが、こんな大きな仕事をできるまでになりました。30年前の俺!頑張れば何とかなるぞー)。

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※編集で瞑想中

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※さんまさんからスタッフ全員に配られるお年玉

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※高視聴率の自慢

他にも思い出の番組いろいろ

これまで色々な番組をやらせて頂きました。「国民クイズ常識の時間」「マスクマン!」「カートゥン KAT-TUN」「不可思議探偵団」「ネプ&イモトの世界番付」などなど。
「カートゥン KAT-TUN」ではスペシャルの時に「亀梨くんとマツコさんの1日デートロケ」を担当させてもらいました(2010年1月放送)。この時、マツコさんはまだテレビに出始めの頃でしたが、2人の掛け合いがめちゃくちゃ面白くて笑いっぱなしだったのを覚えています(衝撃でした)。そんな縁もあってか、現在マツコさんとは「マツコ会議」で番組をご一緒させて頂いています。改めて、凄い方々と仕事させて頂いて幸せ者です。

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※今はなきGスタ前で記念に

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※カートゥンKAT-TUNのカメリハ中

おじさんディレクターの今後…

好き勝手に思い出を書いたので、最後に何となくまとめます。現在シオンでは、エキスパートチームというアラウンド50のベテランのプロデューサー、ディレクター陣で結成されたオジサン達の集団があります(メンバー5人)。まだカタチになっていませんが、若い人たちに「この歳まで楽しくできるよ!」というのを伝えるべく奮闘中です!
とにかく今は面白い事より、楽しい事をやりたいと思っています。
楽しい事を一緒にしたい方々、お仕事募集していますので是非お気軽にお声かけて下さい!(経験だけはありますので、まずは無料で相談にのります笑)
では、最後に思い出の写真を2枚ほど。

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※インドロケ(オジンオズボーン篠宮さんと)

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※大好きなスターウォーズ動画の収録にて

「大器晩成の男が遅咲きするまで頑張ります!!」

株式会社シオン
執行役員/演出
佐々木 英敏

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