ゴールデンカムイ30巻 感想と考察

加筆というか…鯉登少尉と鶴見中尉のやり取りとソフィアと長谷川さんのやり取りがまるっと変わってて、鯉登少尉の次の巻でのラスト……怖い…

本誌は鯉登少尉の口から中央の名が出て、落胆&「いつそんなに立派になった。吊し上げたければそうしろ」と本音言う鶴見中尉。

30巻いまはそんな話する時でもないのに、中央の話で腰を折った鯉登少尉に、呆れるでも落胆するでもなく。

ただ「負けない」とだけ。

そして月島を引き込もうと、薩摩弁であからさまな嘘つく鯉登少尉は腹立つなぁ〜と。

前巻、鶴見中尉と永倉さんのブラフ合戦も相まって、鶴見中尉が即効嘘と認定する辺り次の巻「月島どうする?」で一波乱ありそうでワクワク。

そして…ウィルクとソフィアのやり取りとソフィアのセリフ追加で、鯉登少尉が犯した最大の罪が浮き彫りに。

白石の「キロちゃんのためにも」が更に引き立つ。

鯉登少尉最大の罪は、妻子捨ててまでソフィアを選んで二人だけで逃げようとしたキロランケにトドメを刺したところ。

ここ、インカラマッの仕返しをした谷垣は置いといて、鯉登少尉がいなければキロランケは金塊争奪戦の重要人物として、月島の判断で保護されていたところ。

尾形がキロランケに協力したのは、網走の後すでに樺太行きが決定していて、キロランケが何もかも捨てソフィア連れて逃げるだろうと予測したから。

それを台無しにしたから、尾形が珍しく鯉登少尉にブチギレたわけで。

月島怪我させたのも含めて。

そもそも月島怪我したのは、トラップに安易に引っかかった鯉登少尉のせいなのだけど「そこに罠があるのが悪い」と逆ギレだもんな…「よくも俺の部下を〜」ってキレた所は笑うところ。

その後、一切草も生えないけども。

「よくも俺の部下を〜」と言いたいのは尾形と鶴見中尉のほう…

やっぱり、あったかも知れない選択肢を明確に示されると、キロちゃん切な過ぎるし、パルチザンとの戦争の引き金になったのは鯉登少尉で好きにはなれないどころか、目先で手いっぱいで話の筋とは関係ない話ししてるし。

鶴見中尉が本来鯉登少尉としたい話の筋は、金塊を中央に使わせる気なのか?が本筋なはずなのだけど。

鯉登パパが協力してるのも、第一師団長がアイヌの金塊で満鉄運営権を手にして絶対的権力を手にしてクーデター起こそうとしてるからだし。

それ以前に、隣国の脅威からの防衛という重要な任務もあるわけで、その橋渡し役を鯉登少尉がするはずが、先生(中央)に言いつけてやるレベルのこと言うっていうね…

マジ…で鯉登パパ可哀想過ぎる…勇作さんの件は花沢母が父子揃って醜態晒す前に戦死してくれることを望んでいた風なことが28巻で明かされたから余計に。

にしても、尾形ずっと可愛い…

鶴見中尉が戦闘でハイになってたけど、尾形もまぁ戦闘でハイになってたんだなと、それ故のあの中二病敵万能感。

何回見ても、推しのいそうな所見つけてキョロキョロしてたら、推しと目が合ってハートズッキュンされた頭巾ちゃんはドルオタの鑑。

尾形の初めてのライバルで過剰な持ち上げっぷりも改めて腹筋イタイ可愛い。


都丹さんと、二階堂に情緒乱された後にこのドルオタ尊死で大爆笑とかヤメて…

本誌は機関士と乗ってた全員途中から消えたけど、尾形「ご降車くださ〜い」とかやっぱりあざと可愛いって分かっててやってるの腹立つわ〜そういう所も含めて尾形はアイドル(偶像)なのだけど。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?