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ぼくが新卒でライターになるまでの経緯

大学3年、ぼくは就活で苦戦を強いられていた。

特にしたいこともなく、何かを目指しているわけでもなく、どうなりたいかなんて思いつかなかった。

※ ※ ※

大学では文系を専攻していた。

理由は単純で、文章が好きで、小説が好きだったからだ。

小説や日本語に関する勉強ができるなら楽しそうだな、という思いで受験した。

今思えば単純というか愚直なだけだった。

一方同じく高校から大学へ受験する人は将来を見据えていた。

その大学でどういったことを学び、それをどう将来の職に活かすかを考えていた。

ぼくの友達は「それが普通じゃね?」と言っていたが、ぼくは「大学時代は遊んでやる。」くらいしか思っていなかった(バカ)。

そんな考えなしのバカだったので、いきなり周りが就活を始めて焦って自分も就職活動を始めた。

でも冒頭でも話した通り、ぼくにはしたいこともやりたいこともどうなりたいかもなかった。

いや、あるにはあった。

小説家になりたかった(今でも諦めたわけじゃない)。

でもそれを就活で活かせるかは別の話だったし、そもそも小説家に就職はできない。

一応大学の時に賞に応募したり、独自でAmazonに電子書籍として発売したりした。

でもうんともすんとも言わず、Amazonでも知らないやつの小説なんて誰も買わない。今だったらちょっとは買わせるように仕向けるマーケティングができるかもしれないが、当時は全然考えもしなかった。

まあとにかく、ぼくは作家になりたかったけど、親のスネはかじりたくないし、まともに就職もしたいという気持ちだけはあったので就活を始めた。

でもそんな甘いやつに仕事などない。

しばらくどこの内定も出ない状態が続いていた。

さすがに焦ったぼくは就職の手助けをしてくれるエージェントに契約した。

転職活動で使う人は多いだろうが、新卒にも対応しているエージェントさんはあるのだ。

ぼくはその人と話をしながら自分の得意なことや軸を見つめた。

そうすると見えてくるものがあった。

・文章が得意
・IT業界は廃れにくいであろうという読みからIT業界などの方面に行きたいという考え

主にこの二つを自分の就職活動の軸とした。

すると1カ月ほどで成果が出た。

「Webライター」としてうちにこないか、という内定を貰った。

ぼくはふたつ返事でOKを出し、ライターとして就職できることが決まった。

※ ※ ※

ここまで話すとたまたまライターになっただけだと思うだろう。

まあこの時はそうだ。

でもライターになれて良かったと心から思うし、楽しくもある。

自慢じゃないが成果もそれなりに残している。

ただそういうことではなくて、仕事をやる上での考え方が変わった。

なんとなく生きてきたけど、今ではそれなりにやりたいことや目標がある(会社としてではなく、ぼく自身の目標だ)。

多くの人が「25歳で若いからまだまだいろいろ経験できる」というが、ぼくはそうじゃないと思っている。

というか、ぼくにとっては今が一番歳とってて、同時に若くもある。

今が一番若い瞬間なら、その時に精一杯のことをしておかないと、将来困るのは自分だ。

大学時代の就活で困ったように、そのツケを払うことになるのは自分なんだ。

人生で一番若いのは今この瞬間だ。

とにかく考え続けて、動き続けないといけない。

うかうかしていたら明日は食っていくのにも困るかもしれない。

すぐに死んじゃうかもしれない。

人生は3万日もない。

四半世紀生きてきて、あと半年もすれば26年生きたことになる。

なのに未だ自分は何者でもない。

ライターではあるけれど、それは職の名前であって、ぼくの肩書きとかじゃない。

もっと実績や成し遂げたいことが沢山ある。

貰った時間でそれを成し遂げないと、ぼくは何者にもなれない。

将来困らないためにも、精一杯、今できることをしたい。

話の趣旨とは少し、大分ずれてしまったが、ちょっとした勢いで書いてしまった。

楽しく生きたいけど、そのための努力は惜しまないで行きたいし、生きたい。


コーヒー代を投げてくれると、大変喜ぶ習性があります。