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トレーナー申請者の皆さんへ(番外編)


ここまで書き散らしてきましたが、最後に3つほど小話を書いて終わりにします。なお、過去のものについては下記リンクを参照下さい。

トレーナー申請者の皆さんへ(クリックで記事に飛びます)

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下に3つ項目を書いています。申請する際に「どうしてリジェクトされるのか」を理解して貰うため、まず①申請候補とその競争率について概観し、②実際にリジェクトされている事例をご紹介します。そして③審査の際によくあるリジェクト理由を見て貰って、どういう申請を心がければ生える可能性が高まるかを「審査者の視点」から考えて貰おうと思います。特に③は審査者の皆さんにも役立つよう意識しました。

①生えやすいポケストップのランク

②これなんで生えないの!案件の実際例

③審査の際にリジェクトされる要件で頻出のもの


番外編:

①生えやすいポケストップのランク

これまで色んなものを申請してきましたが、これはほぼLiveするというものがあります。ただし競争倍率が高かったり、既にLiveしてそうなものがあります。Wayfarerのヘルプでは、評価の高いものを列記しているものの、どれが既にLiveしてそうかについては(当然だけど)書いていません。

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幾つか過去にLiveさせたものから抽出して(よく見るものも若干混ぜます)書いてみましょう。S~Cくらいで分けてみます。Sが簡単で、Cが厳しいという意味です。念のため僕の個人的な感覚です

・駅(評価S、倍率C)

・博物館(評価S、倍率C)

・銅像(評価S、倍率C)

・公共図書館(評価S、倍率C)

・市役所(評価S、倍率C)

・郵便局(評価S、倍率C)

・公園(評価A、倍率C)

・公民館(評価A、倍率C)

この辺の一群はストリートビューに出ていることが多く、あんまり苦労しないけど既にLiveしているか、他にも申請している人がおり、競争率は高め。この中で公園は「公園名を示すもの」が求められるケースがあります。よく見るのですが「名もなき公園」「謎の公園」というタイトルだと、仮に公園ぽくてもLiveしにくくなります。そんな名称はないからです。

いずれも最近設置された場合、ストリートビューがマストになります。全て目立つので誰かが申請しているケースも多いです。

・神社(評価S、倍率B)

・お寺(評価S~B、倍率B)

・史跡の説明板(評価S、倍率A~B)

・山頂の標識(評価A~B、倍率B)

・石碑(評価A~B、倍率B)

・地蔵(評価A~B、倍率C)

これらは「ストリートビュー添付がマストになることがある」ものの、申請してストリートビューで見える状態にあるならばほぼLiveする一群です。ただし状態や説明内容によって、基準外の判定を下されることがあります。石碑などは内容が読めない場合、ややLiveしにくいです。その分、競争率は低めになっています。

ここまでのものは都市圏だとほぼ申請されてたりします。地方ではまだ沢山残ってますが、都市部で残ってるものは私有地内のものだったり、既に苦情になって削除されたものだったりすることがあります。ごく稀に残ってますけどね。

所謂、Live率の高いモノを解説してみました。どっちかな~?みたいなものもありますが、それは僕や審査チームで作成したアンケートで色々取り上げていますので、よければ読んでみて下さい。


②これなんで生えないの!案件の実際例

つぎに時々見ますが「これ絶対生えるはずなのに何でリジェクトされたの!?」とツイートされる方がいます。

審査ガチャなどと揶揄する人もいますが、実際には最低30~50名くらい(多い場合は150人という予想値もあります)で審査をしていると考えられており、かなり平等に行われているというのが実情だと思います。その点でガチャではないと思います。

下記ツイートは、審査者の実数について考察をやりとりしたものです。

では、どうして落とされたのか?何人かの事例を見ると、色々わかってきました。それなりに原因があります。

・ストリートビューから像がちゃんと見えてない

最も多い要因がこちらです。位置を確定できない状態で申請されたため、Googleストビューからだと見えない&見えても背面だったり、像がボケていて文字が見えない(石碑のシルエットはわかるが、果たして同じかどうかわからない)といった状態にあるとLive率は急降下します。

カラーマンホールの申請なんかでも、地面にあるからストリートビューからだと潰れてしまって確定できないことがあります。中編で書きましたが、ストリートビューのアプリからどう見えているか、申請の30秒前に見ておくと良いでしょう。

下記はPOIの実例ですが、信号機の電柱脇にカラーマンホールがあります。パソコンからだと拡大できると思うので見て下さい。凄く平べったくなってるので、オレンジ色っぽいことだけわかります。でもこれで模様を判定するのは酷です。こちらは個別にストリートビューを添付して申請しました。

下記はPOIの位置リンクです。

それとよく「衛星写真からわかります」という補足説明を見ます。審査員も空き時間でやっていることが多いので細かく見ませんし、検証できない場合は評価を落とします。申請した人に証明義務があるので、そこをPRできなければ審査員が評価しなくても仕方ないと思います。

そもそも論、もし知人に自分の家まで案内する時、衛星写真だけで「ここまで来て」と言うでしょうか?まずないと思います。

例えば銅像であるとわかっても、頭の上から見た状況だけで対象物とわかるはずがないですよね。銅像とはわかるだろうけど。

実は審査要件のうち、位置情報のスコアが低いと、他のスコアがどれだけ高くても、それ単体でリジェクトされるようになっていると言われてます。位置情報ゲームなので、位置が不正確なのは致命的なんです。


・近くに似たようなポケストップがある

この場合もダメになることが多いです。僕が先日リジェクトされた弥生時代のお墓は、古墳のポケストップが近くにあったため、それと混同されたみたいでした。

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こちらは先日、四国で申請したものですが、ご覧のようにストリートビューで位置もバッチリだったにもかかわらず重複(リジェクト)判定されています。遺跡の申請だとほぼ通ると思われがちですけど、これだけ準備しててもRejectされます。

似たようなものが既にあるときは、注意しないとRejectされやすいのだと覚えておいて下さい。もっと似た対象物が隣接しやすい公園や神社なら尚更だと思います。

さっきの衛星写真の話にも絡みますが、屋根だけで神社とわかるはずがないですよね。


③審査の際にリジェクトされる要件で頻出のもの

最後に、僕が審査の際に辞書登録しているリジェクト理由を列挙してみます。これらは審査の時に特に頻度が高いものです。よく使うため辞書登録してます。逆にこれらに引っかからないように申請することでLive率がグンと上がると思います。

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また審査勢の方にも、事務量を簡略化するのに役立つかもしれません。リジェクトを選択すると、いちいち理由を書きますが結構面倒だと思います。こういうハックもあると便利かなと思いまして用意してみました。もし他に「こんな書き方してるよ」みたいなのがあれば教えて下さい。

< 辞 書 登 録 事 例 >

ある → 歩いてアクセスできない場所にある

いち → 位置を特定できない

いち → 一時的な展示

いわ → 岩のため自然物

がぞ → 画像が暗い・斜めなど低クオリティ

かど → 可動物につき不適切

けい → 契約外の伊藤園自販機

じどう→ 児童専門施設のためk12案件

しや → 自動車の車内から撮影している

しゆ → 私有地内にある

しよ → 消防設備・施設につき不適切

じゆ → 樹木につき自然物

たい → タイトルや説明が不十分

たい → タイトルと画像内容が異なる

ちえ → チェーン系店舗につき不適切

ばす → バス停は不適切案件につきリジェクト

ぼち → 墓地にあたる。不適切。

ぽけ → Pokémon GOの用語を含むため不適切

めい → 名称を示すものがない

ゆに → ユニークではない

よう → 幼稚園・小学校・中学校・高等学校の何れかに該当、k12案件

りよ → 量産品につき不適切


上記いずれもリジェクトされやすい要件です。このうちの一つでも当てはまると高確率で生えないです。申請する前にチェックしてもいいと思います。全て頻出事例です。


このうちよく使うベスト3は…

第1位 ユニークではない

第2位 位置を確定できない

第3位 Pokémon GOの用語を含むため不適切

この3つは本当によく使います。申請される方は、上記について気をつけた方がLive率も上がると思います。


以上、なんだかまとまりに欠けたかもですが、以上で「トレーナー申請者の皆さんへ」シリーズを終わります。もしわからないことあれば、ご連絡下さい。結構、個別でご相談も来てます。


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