見出し画像

彩ふ読書会 京都会場 推し本 詳細版

彩ふ読書会 京都 詳細版

6月の7周年イベント以来、久しぶりに読書会に参加しました。僕のBテーブルには初参加の方が二人いて、それぞれ推し本を紹介し合いました。作家や本に対する熱い思い、そして体験から得た気づきなどを共有でき、フリートークも話題が尽きることなく、とても楽しい時間を過ごせました。みなさん、ありがとうございました!お疲れさまでした。

紹介された本 Bテーブルのみ

『日航123便墜落 疑惑のはじまり』 青山透子

リアルタイムで衝撃を受けた日航123便の墜落事故をテーマに、数々の疑惑を追いかけ、関係者の証言を丁寧に掘り下げた一冊。遺族への取材など、読むたびに涙がこぼれたとのこと。紹介者は、謎の一覧表や飛行ルートの図面を使ったプレゼンが印象的で、その情熱が伝わってきました。

『女の子は本当にピンクが好きなのか』 堀越英美

僕が紹介した本です。「ピンク=女らしさ」「ブルー=男らしさ」といったジェンダー規範がどのように作られたかを掘り下げ、固定観念を打破するアプローチを提案しています。実は20世紀初頭の欧米ではピンクは男の子の色、ブルーは女の子の色だったそうで、その後、メディアや教育の影響で逆転したという興味深い背景も。僕自身、ピンクが好きなのでとても共感できる内容でした。

『好きよ、トウモロコシ。』 中野結花

最近読書に目覚めたという初参加の方が紹介したエッセイ。繊細な感情を描く短編集で、表題作は、嫌いだったトウモロコシが、好きな人が美味しそうに食べる姿を見て好きになるという、心温まるエピソード。リラックスして読めそうです。

『たえたゆども沈まず』 原田マハ

ゴッホの「星月夜」が印象的な装丁で目を引く作品。19世紀後半のパリ美術界を舞台に、ゴッホと弟テオの絆を描いた物語です。ノンフィクションとフィクションを交えた内容で、僕も兵庫県立美術館のゴッホ展を観に行ったことがあるので、親しみを感じました。

『影との戦い』 アーシュラ・K・ル=グウィン

初参加の方の一冊。ゲドの冒険が描かれ、自分の影(マイナス面)との向き合い方に気づきを与えてくれるようです。岩波少年文庫ですが、大人でも十分楽しめそうとのこと。「ゲド戦記」は2006年にアニメで観ましたが、そのときは少しがっかりした覚えがあります。

紹介された本を読むというマイ・ルールで選んだのは 『好きよ、トウモロコシ。』 中野結花 にする。自分ではまず買わない本だから。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?