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神エネルギーが流れないのは潜在意識に〇〇があるから

「天は二物を与えず」

という言葉がありますね。

優れた才能は天から二つも与えられることがないという意味です。
今回の話は少しニュアンスが違っているけれど、本質的に似ています。

闇と光は相容れないように、潜在意識にとあるものがあったら神エネルギーが流れません。
そんな話をします。

生徒からいくつかの相談がありました。
その中で、特に象徴的だった話をします。

ヨガクラス終わりに、生徒のご夫婦から相談がありました。
旦那さんから切り出されました。

「先生の本を読ませていただいて、少し気になることがありまして」

イニシエーションに関することで、気になることがあるということでした。

「実は、ここに習う前から他の師にディクシャ(伝授)というものを受けていました。それがイニシエーションに当たるんじゃないかと思って。悪影響のようなものがないのかなと」

イニシエーションは、神に目覚めた師から受けると「光」が流れてきて、光明(悟り)に至ります。
ところが、偽物の師から受けると、邪気が流れてきて霊的成長がぴたりと止まるのです。

邪気が岩のようにブロックになる。

邪気の黒い塊が身体に溜まって、神の光が流れるのを妨害します。
それが精神や肉体を蝕んでいきます。
(邪気は基本的に黒や灰色の薄汚れたエネルギーに見えます。神エネルギーは基本的に輝かしい光に見えます)

確かに旦那さんは私が教えても、なかなか神エネルギーを感じづらかったのです。
特に眉間から額にかけて、石のブロックのようなものを感じているようでした。
もしかしたら、他の人から受けた伝授に問題がある可能性もありました。

私は改めて聞きました。

「眉間や額を手とかでタッチされましたか?」

生徒の旦那さんが思い出したように言いました。

「実は何回かありました。ある方から伝授のようなものを受けて、手と手を合わせたり、額と額をつけたり、足に頭をつけたりしたことがあります」

本物の師から受けたものならば問題ないですが、邪気を持つ人から受けたならば問題です。

「それもイニシエーションの可能性がありますね。ちょっと見てみましょう」

私は集中状態に入って、旦那さんの眉間をのぞき込んでみました。
頭の中に黒い石ころや赤黒い紋章があるのが見え、潜在意識が真っ黒になっていたのです。
いわば、いくつかのイニシエーションの中枢が入り混じっていました。

そのほとんどが邪気の中枢でした。

これは神エネルギーが流れないわけだと思いました。
こんなブロックがあったら光は入りづらいです。

つまり、潜在意識がゴミだらけだから、神エネルギーが流れなかった。
たとえるなら、ゴミだらけの部屋に新しいものが入らないような状態でした。
心の窓を開いても、光が差し込むスペースはわずかでした。

私は端的に説明してから、単刀直入に提案しました。

「なるほど、ありますね。全部、抜き取っていいですか?」
「お願いします。ぜひ、抜いてください」

私は手をグーにして、それらの邪気の中枢(闇のイニシエーションの紋章)をつかみました。
そして、引っ張って抜き出していったのです。

その瞬間に旦那さんは目を見開かれました。

安全性は配慮しながら、すべての邪気の中枢をえぐり出しました。
額から黒いエネルギーをかき出すように抜き出していきました。
不動明王の聖音を唱えて浄化し、邪気の塊を聖なる炎(青炎)で燃やしていきました。

旦那さんはびっくりされたようにおっしゃいました。

旦那さん「こんなに体感があるものなんですね」
私「これだけ邪気が入ってたら、神エネルギーを感じづらいですね」

旦那さん「抜けていくのがすごいわかります」
私「邪気が抜けたので、光が入ってきやすくなるはずです」

旦那さんの額を霊視してみると、くり抜かれたかのようになっていました。
まさに、そこにすっぽりとしたスペースができたようになっていたのです。

旦那さん「今まで眉間に力が入って仕方がなかったのです。今、集中すると力がリラックスして抜けるようになりました」

私「邪気のブロックがあったから、そこで詰まってたんでしょうね」

次に奥さんも霊視させていただくと、それはそれで変わっていました。
頭の中に黒色と暗い紫色と暗い赤色のエネルギーが入り混じっているのです。
これもまた、邪気でした。

旦那さんとは違って、奥さんの場合は頭の奥に黒い水晶玉のようなものが見えてきました。

奥さん「私はイニシエーションらしきものを受けた記憶がなく、女性なので体をタッチされたこともないのです」

私「それにしてもあります」

観察していると、奥さんの前世の記憶のようなものが見えてきました。
中東辺りの服装をされた女性が出てきて、占星術や呪術的なものに手を出していたことがわかりました。
そのときの黒魔術の中枢が頭の中に入っていたのです。

つまり、前世のものも残っているということ。

だからこそ、霊的な道を歩むには慎重さが必要なのです。
師を選ぶことやイニシエーションを受けることも慎重にしないといけないということですね。
来世にまで影響するのですから。

世の中にはスピリチュアル難民が山ほどいます。
そうやって巡っていっている間に変な人に捕まって、邪気を注入されてしまうわけです。

強力な集中力で、奥さんの邪気の中枢である黒い水晶玉もえぐり出しました。
頭から黒いエネルギーが勢いよく出ていくのが見えました。
不動明王の聖音を唱えて、邪気を聖なる炎で焼いていきました。

後日、ご夫婦は瞑想してみると、体感がまったく変わっていたそうです。
以前よりも集中力が上がって、神エネルギーが入ってくるのがわかったそうです。
そして、ここまで変化があるのだったら、他にも思い当たる節があるとのことで。

おかしな瞑想の指導者からも教わっていたことがあるそうです。
チャクラの伝授に関するものも受けていたとのことでした。

チャクラの方も霊視してチェックさせていただくと、背骨の後ろのラインから茶色いエネルギーの糸が出ているのが見えました。
エネルギーの向こう側を見ると、真っ暗い闇の中に黒い人影が見えました。

そこから、茶色いエネルギー(邪気)が流れ込んでいたのです。
すぐに不動明王の音を唱えて、エネルギーの糸を切っていきました。

そして、チャクラに入っていた邪気の中枢を抜いていき、上に引き上げて聖なる炎で焼いていきました。
ご夫婦ともに、浄化を終えてからお話を伺いました。

「全身に鳥肌が立ったかのようになり、体の上にエネルギーが抜けていって、すごいスッキリしました。はじめて、こんな体感がありました」

旦那さんは過去を振り返って、話を始められました。

「思い出してみると、スピリチュアルなことを始める前はエネルギーに敏感で、感じやすかったのです。スピリチュアルなことをやればやるほどに、エネルギーを感じづらくなっていきました」

それに対して、私は簡単に説明しました。

「変な人に引っかかることで邪気を注入されて、体にブロックができあがっていったんでしょうね」

霊的な道において、紛い物(偽物)に引っかかるというのはプラスにならないばかりか、むしろマイナスです。
それなら、やらないほうがいいぐらいです。
師を選ぶのは何ともなしにやるのではなく、慎重にやる必要があるのです。

神エネルギーを純粋に伝えられる人を師に選んだ方がいいです。

それは自己浄化をしっかりとやり込んで、自らの意識を神意識にまで高めた人が可能です。
そこら辺のグレーな人に引っかかると、汚れた生体エネルギーを注入されるだけに終わるのです。
それは道を閉ざしていく。

私は道を開くために来ました。
ゆえに生徒たちのブロックとなる邪気を浄化して取り除きます。
そして、次に光をお伝えします。

あらゆる人が光明に至るために必要なことです。
私は提案しました。

「頭の中に空いたスペースができたので、もう邪気が入らないように神の光と繋ぎましょうか?」

「お願いします」

ご夫婦お二人に神意識と直接繋ぐ方法をお伝えしました。
神意識の光を呼ぶと、金色の印が空いたスペースの眉間に入って、聖音を唱えるたびに白く輝くのが見えました。
どんどんと頭の中に白い光が広がっていくのが見えました。

お二人は今までにない瞑想となっているようでした。

「全身がエネルギーで押されたようになって、頭の中に灯るのがわかります」

お二人が光明に辿り着くのは、時間の問題だと思いました。
もうブロックがないわけですから、光がやってくるのみです。

悟ることは光明を得る、
とも言います。

それはまさに真実でして、神に目覚めた師は輝かしいオーラを放っています。
神の無限の光と繋がり、一体となることで起きる現象なのです。

闇のイニシエーションを抜き出して邪気を浄化してから、神の光と繋がる瞑想を実践すると光が入ってきます。
そうして、瞑想をすればするほどに光が大きくなっていきます。

やがて、頭の中のチャクラが開いて、神の無限の光に没入できるようになります。

「心の中を空っぽにしたものだけが神の光を招くことができる」