【内定者が深堀り】シノプスのインフラ課ってどんな仕事?
23卒内定者の斎藤、鈴木、住友です。今回はシノプスの技術部インフラ課の仕事内容や、やりがいについて、技術部インフラ課の課長である奈智政人さんにインタビューしました。
※この記事は2023年4月入社予定の内定者が研修の一環として作成したものです
インフラ課の主な仕事は環境構築
――製品導入プロジェクト全体としてのインフラ課の立ち位置や、仕事内容について教えてください。
まず、プロジェクト全体の責任者として進めるのは営業部のソリューション課です。インフラ課の役割としてはsinopsを安定して稼働させるためのシステムをセットアップしたり、環境を構築するのが主な仕事です。sinopsの導入には、サーバーの中にお客様のデータとsinopsを連携させる仕組みが必要です。日々、お客様からさまざまなデータが流れてきて、それをsinopsが処理してはじめて需要予測や自動発注データが生成されます。このようにお客様のデータとsinopsをつなぐ仕組みを作っています。
――1日の大まかな仕事の流れを教えてください。
インフラ課では朝会を実施しています。朝会では、当日の作業内容の確認や抱えている課題などをメンバーと共有します。インフラ課では基本1人ずつ別のプロジェクトを担当しているので、各自で作業をしたり、打ち合わせに出たりという感じです。他にも、インフラ面の障害が発生したら優先して対応したりします。そして、夕会でその日の業務内容をフィードバックして業務終了という流れです。
社内から頼られることも多い「やりがいのある仕事」
――大変だったプロジェクトやアクシデントはありますか?
大変だったのはやっぱり、過去に前例がない最大規模の案件が入ったときでした。その時は数店舗での検証稼働では動いていたのですが、店舗展開のフェーズとなるとサーバーで動かせるキャパを超えてしまっていて、通常の仕組みでは機能しないことがわかったんです。しかし、すでにスケジュールが決まっていたので、納期までに新たな仕組みを一から作らないといけなくて、エラーのチェックの仕組みやデータのやり取りの仕方などを考えて、それが正しく動くかを検証しなければいけなかったのが大変でした。課のメンバーや他部署のみんなと協力して一つひとつやるべきことをこなして乗り切りました。
――インフラ課の仕事のやりがいや魅力を教えてください。
自分の設計通りに機能したときですかね。まず、自分の頭の中で構築したい仕組みの全体設計を描くんです。例えば、データがきたら退避させたり移動させたりする処理を作ったり、データを取り込ませるためのフォルダを作ったりします。そして、sinopsの処理を動かしてデータを返すというタスクを作ります。こういった仕組みを最初に自分の中でインプットからアウトプットの中身を考えて設計していきます。さらに、いろんなパターンの障害やエラーに対する対応策も練ります。それがイメージ通りに一発で動いた時はすごく気持ち良く、やりがいを感じます。
あとは、社内の皆さんから色々と相談いただくことも多いです。僕たちは製品の知識とインフラの専門知識を両方兼ね備えているので、「これについて教えてください」とか「こんな事案で困っているんですが…」と声をかけられることがよくあります。そういったときに無事に解決できると、自分たちの知識が上手く活用できたことを実感できるので、嬉れしさだったり、やりがいを感じることができますね。
苦手でも挑戦をすることが重要
――インフラ課に向いているのはどんな人だと思いますか?
今はすごいスピードで技術が進歩しているので、そういった新しい技術を自分でキャッチして、業務に上手く活用できる人が向いています。インフラってsinopsの土台となる部分なので、作業の効率化ができると、他部署の業務が楽になったりするんですね。例えば、サーバーの仕組みを新しく設計し直したり、サーバーが故障しても対応できるような仕組みを作ったり。現在は、社内でバラバラとしていたデータをデータベースで一元化して全社で共有し、みんなが見られるようにしました。こうしたデータや技術を使った業務改善をこれからも検討し、全社的な業務の効率化を提案していくのがインフラ課の使命だと考えています。
――就活生に向けて何かメッセージをお願いします。
僕は入社した時、電話に出る仕事が1番苦手だったんです。入社当初はサポート課に配属だったのですが、サポート課はお客様からよく電話がかかってくる部署です。そして、「製品が上手く動かなくて困っています」というようなお困りのお客様からの電話がサポート課には多いです。元々電話で話すのも好きではないですし、製品の知識もおぼつかない状況でしたので、焦ってしまい上手く対応ができず、お叱りをいただき…。できない自分が不甲斐なく、心が折れそうになることもありました。しかし、とにかく逃げ出さずに一生懸命頑張りました。そうしたら、自然と業務にも慣れてきて、スムーズに対応できるようになりました。そのおかげでお客様にも名前を憶えてもらい、コミュニケーションが取れるようになったんです。
きっと皆さんも社会人になり、苦手な業務を担当することになったり、これから心が折れるようなできごとが起こると思います。しかし、一生懸命に取り組んでいけば、いつか絶対花が開きますので、ぜひ長期的な視点をもって頑張ってください。
インタビューを終えて
インフラ課の仕事は製品の土台であるため、ミスや遅延が許されない責任のある仕事だと感じました。それと同時にシノプスを支えているとてもやりがいのある魅力的な仕事ということがわかりました。そして、これから苦手なことや辛いこともあるとは思いますが、すぐに諦めるのではなく、挑戦し続けたいと思います。