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夜間時事2021年2月3日

■決算

ソニー純利益1兆円超え 21年3月期、ゲームなど好調

■推薦図書

大村大次郎(2019)『「土地と財産」で読み解く日本史』PHP総研

Push Point
①中世ルネサンスでメディチ家が興隆していた頃、中世日本(室町~江戸)の経済はどうだったかわかる。
②古代日本の土地政策,戦国大名の経済戦略,武士による封建制と土地のつながりがまるっとわかる。
③日本史においては登場頻度の少ない経済分野の内容が平易な文体で書かれています。

■日本経済新聞

 次期CEOアンディー・ジャシー氏には、出店企業,社会,従業員,政府といった様々な立場の人から内平外成の実現を求められる難しい船出となる。単なる利益追求だけでなく、社会の発展をも担いつつの自社利益の追求は難しいの一言に尽きる。
 一方、ベゾス氏はCEO退任により社会,政府,従業員との対話を積極的にする必要がなくなり、利益追求に邁進できるようになると思われる。徹底したコストカットいやコスト意識というべきだろうか、規律規範の徹底こそが成長を生むとした姿勢は同氏退任後、緩和されるのか文化として継承されるのか。新たな形に昇華するのか。注目したいのは同社130万人の社員の個性と倫理観。

 収益の柱は、視聴者が投稿者にお金を払って応援する「投げ銭」だ。最近は、広告収入や動画投稿者のコンテンツを通じて商品を宣伝・販売する電子商取引(EC)事業の拡大にも力を注ぐ。中国の天風証券によると、快手のコンテンツはティックトックに比べ、アマチュア制作の割合が大きく、地方都市で高いシェアを握るという。
 この投げ銭という収益の根源は、いわゆるオタク分野ではメジャーな思想だ。日本では貢ぐとも言われているが、こうした応援の意味を含んだ消費(あえて応援消費とは言わない)活動ないしは自身の資産の投下はどこまで収益性を底上げするかは気になるところ。巷で話題のAlpha Exploration社のClubhouseもゆくゆく投げ銭的な収益モデルに移行するのではと予想を生んでいる。

 デジタル帳簿アプリを手がけるスタートアップのBukuKasはこのほど、シリーズAラウンドで約10億円の資金調達を実施した。米セコイア・キャピタルのインド法人やクレジットカード大手クレディセゾンの投資事業子会社、セゾンキャピタルなどが引き受けた。
 BukuKasは日本でいうところのfreeeやマネーフォワードといったところだろうか。シリーズAの調達ということなので、今後、同社は調達資金で正式版の機能拡充や消費者の利用状況の分析に基づいたトライ&エラーが求められるだろう。黒字化はもう少し先と思われる。


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