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夜間時事2020年2月2日

■推薦図書

ティム・パークス(2007)『メディチ・マネー ルネサンス芸術を生んだ金融ビジネス』白水社

Push Point
①ルネサンスと為替取引,金融の発展にはつながりがあった。非生産活動で得る利息を禁じるキリスト教圏の中でメディチ銀行はいかに富を得たか。
②ライトな文面、ちょっと皮肉交じりの文体はお堅い銀行史にもかかわらず読む意欲をそそらせる。
③ルネサンス,中世イタリア史,中世欧州史の概要や当時の世俗は予備知識として必要かもしれません。

■日本経済新聞

 コロナ禍の影響について古川俊太郎社長は「20年から商品の輸送に一定の遅れが出ており、今後も続く」との懸念を示した。半導体の需給逼迫に対しては「日本では一部製品が品薄になる店舗が出る可能性がある」と話した。  
 次の決算に向けて注目すべきは原材料のサプライチェーンにあるようだ。原材料の一定確保は必要だが、過剰な原材料の確保は資産膨張を生む、ポイントは原材料の確保におけるコストの圧縮とハードに頼らない収益モデルの拡大にある。

 ゼンショーHDの株価は、日経平均株価がコロナ禍の最安値をつけた20年3月19日と比べて4割高の水準。吉野家ホールディングス(6%高)、松屋フーズホールディングス(4%安)に比べて戻りが早い。すかいらーくホールディングス(7%安)やコロワイド(2%高)など外食大手に比べても早い。
 ゼンショーHD株価上昇の理由は、ファミリー層向けと商品の充実にあったのではないか?顧客や株主が見てわかる企業の改善や努力,露出の効果であると思われる。

 ヤマダは年間200億円超(5年で1000億)を投じ、22年3月期から年30店ペースで直営の大型店を開く。消費者が家や近辺で買い物する傾向が定着している。店舗の立地は郊外や地方に集中させる。郊外店舗はネット通販で注文した商品の受取場所や配送拠点としても活用する。
 今後のポイントは、FCF541億円で住宅セグメント部門をどこまでてこ入れできるか,3%未満の営業利益率・純利益率を攻めの出店戦略の中でどうあげていくかにあり。

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