見出し画像

夜間時事2021年2月23日

■推薦図書

新刊購入
編集長小野直紀(2021年)『広告 特集:流通』博報堂

Push point
1.全体テーマである「いいものをつくるとは、何か?」を思索する中、流通というテーマ,消費者との接点が見えにくい分野にスポットライトが当たっている。
2.トピックス57『輸送進化論』、60『アマゾンがなくなる日』、77『「ことば」と流通』の3つは個人的には考えさせられる内容だった。
3.パッケージが斬新。これまでもいくつかの取り組みで広告賞などを受賞している雑誌広告ゆえにできた取り組みだったと感じた。

■日本経済新聞

”失敗回避、計画順守、前例踏襲を優先する「守り」から決別し、挑戦や試行錯誤、さらには創造的破壊を促すカルチャーに切り替える必要がある。実現は容易なことではないが、経営リーダーが人事を含む要所要所の判断で一貫した方向性を示すことで、組織全体の変革が着実に進むだろう”とあるがが、記事内にもあるように道のりは厳しい。ここでの懸念は、言葉ばかり,見切り発車,やるだけやってといったお膳立てをしたのだからあとは君たちがやってといったスタンスの企業経営を行っている経営者が一定数いるように思えることだ。

”第1次世界大戦に向かう情勢緊迫の折、石炭から石油へ艦艇の燃料転換を急ぐ英国政府はアングロペルシャ石油(後のBP)を買収してこの油田を管理下に置いた。以来、英国から米国へ主役は代わっても、石油を握る国が覇権と繁栄を手に入れた。供給地としての中東は20世紀を通してエネルギー地政学の中心にあった。”歴史において、エネルギーは科学技術の発展と同様に、戦争と密接に関連したものであり、今般の経済戦争下でも重要なものであるように感じる。石炭、石油、の次は水素である。この無尽蔵に存在する元素の精製技術と技術者,特許の争奪戦は水面下で行われているのだろうか?

”米テスラの元幹部らが設立した新興の電気自動車(EV)メーカー、米ルーシッドモーターズは22日、特別買収目的会社「SPAC」との合併で株式を公開すると発表した。合併時の企業価値は240億ドル(約2兆5000億円)となり、日産自動車の時価総額を上回る。投資マネーが高い成長を求めてEV業界に集中する構図が鮮明になった。”

向こう3年でEBITDAを黒字化する予定の同社。フリーキャッシュフローは4年が目標として挙がっており、投資の回収はこの数年2020年代が肝となりそうだ。

スクリーンショット 2021-02-23 235111


この記事が参加している募集

推薦図書

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?