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夜間時事2020年2月1日

自分用の備忘録として日々のニュースなどを夜間時事と称して記録していきます。

■決算発表

みずほフィナンシャルグループ21年3月期第3四半期決算

■推薦図書

日経コンピュータ他(2020)『みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史』日経BP

Push Point
①経営の失敗について厚く触れたノンフィクション。一大銀行みずほ誕生後に起きた幾度のシステム障害発生の根本的原因に切り込んでいる。
②日本企業が4年後に必ず直面する「2025年の崖」への警鐘。来たる問題に対応する先行事例がまとめっている。
└経産省2025年の崖に関するレポーティング

③銀行経営における最大の要「勘定システム」であると学べる。企業における資産,価値のその本質は何かを考えさせる。

■時事厳選

アジア域内最貧国であり、アジア最後の成長が期待される国であるミャンマーでまた軍事クーデターが発生。今後、外資企業は再発した地政学的リスクへの対応が必須事項となった。①地政学的リスクの情報収集②政府と軍それぞれの高官とのパイプ③リスクに影響されない売上計上の準備ができていた企業とできていない企業の明暗が分かれだす日も近いと思われる。中国企業は②においては優位性を保っているため注視が必要だ。一方、中国は国際社会においては人権問題・海洋進出問題と何かと国際批判の的になりやすくミャンマーにおけるロヒンギャ人権問題の飛び火も予想され、②の優位性がどこまで効くかは定かではない。

ペプドリは契約一時金のほか、提携先に提供した候補物質による新薬開発の進捗などに応じて「マイルストーン収入」を得る仕組みを築いた。これらの収入にはほぼ原価がかからず、そのまま利益になる。6カ月の変則決算だった19年12月期を除き、前期まで10期連続で最終損益の黒字を維持してきた。この先も当面は2ケタの増収増益トレンドを目指すとしている。今後増加していくと考えられる創薬企業においての注目ポイントは当然R&Dだが、中でも①開発案件の量と進捗度合②研究開発費用と収益(ロイヤリティー)のバランス③人件費を限界効用まで出せるかだと思われる。

宇宙ビジネスに占めるロケットの打ち上げ市場の割合はどのくらいだと思われるだろうか?のような疑問はどの市場でも置き換えられる。「〇〇ビジネスに占める××市場の割合はどのくらいだと思われるか」という構文に当てはめて自分なりに解を導き出すトレーニングは5分ぐらいで行ってもよさそうだ。さて記事で注目したいのは「米国では衛星画像を基に駐車場の駐車台数を推定して売り上げを予測するマーケティングなどにも活用されていて、こうした利用の広がりが期待できる」という文言。気象情報のマーケティング応用も進む中、こうした科学技術上の成果をマーケティング・ビジネスに応用する事例は今後増加すると思われる。マーケティングやビジネスに応用活用が進んでいない分野は何だろうか?

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