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雪への備えは山口製菓のアンドーナツ

「関東地方は今夜から雪に注意してください」とアナウンサーが神妙な面持ちで伝える。先日も同じ光景を見た…デジャヴ?いや、現実だ。勘弁してほしい。雪が降ると、本当に通勤が大変なのだから。

過去にスタッドレスタイヤを履いていたにもかかわらずスリップした経験がある身としては、雪道の運転はトラウマで論外でタブーだ。

車を除外すると、残りは徒歩+電車しかない。しかし、ここは北関東の田舎。自宅の周りは田畑が広がる、市街化調整区域の僻地だ。最寄りの駅まで片道3キロ歩き、そこから単線のJRに乗り、さらに職場まで3キロ歩く。帰りも同様のルートだ。1日12キロ歩くのは、さすがに挫ける。

しかも、今シーズン既に一回経験済みなのだ。無理無理無理、勘弁してほしい。

しかし、世の中捨てたものではなかった。昨日、レアなあいつを手に入れる事ができたのだ。それは、

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山口製菓のアンドーナツ!

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秋田県大館市で作られているこのアンドーナツ、初めて購入したのは上野駅の「のもの」だった。東日本各地の名産品を販売しているお店なのだが、その中でもこのアンドーナツはとてつもない存在感を放っていた。大きさ、重さ、油ぎったルックス、レトロなパッケージは私の心を撃ち抜いた。速攻でレジに持っていったのを覚えている。

昨日偶然地元の百貨店に入荷されていたので、購入。どうやら、昨日は月一回の入荷日だったらしい。ラッキー!

改めてパッケージを見ると、凄い事になっている。

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536キロカロリー!

いや、思い切ったカロリーだ。普段ならぐぬぬぬぬ、と躊躇するところであるが、明日は雪の予定で、かつ12キロ歩かなくてはいけないかもしれないのだ。しかも、美味しいのだ。ジャンク的なおいしさ、油と糖の親和性を身をもって体験できる。

くっ、雪よ、降るなら降るが良い。わしは、山口製菓のアンドーナツを原動力として、12キロの雪道を歩ききってみせるのだ。これは、雪国からの私に対する素敵なギフトだ。…頑張ろう、自分。

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