久しぶりのお見送り
今日は忌々しい事に土曜日出勤でしたので、大変憎たらしいのですがお仕事に行く事にしました。
最近は温度も丁度いいのか沢山遊んで疲れているのか、朝の息子を起こさない駆け引きには連日連勝といったところです。
それというのも、逆にお父さんがあまり眠れていないのか目覚ましが鳴る前に起きてしまっているのです。
静かに、息子を起こさないように寝室を出る。
そして、出勤の準備をするのですが息子が起きてこないととんでもなく準備が早く終わるのです。
基本的に息子が起きても大丈夫な時間設定で起床していますので。
そんな風にここ数日暮らしていたので、余裕のある時間で「仕事行きたくねぇー」って過ごしていたのですが、やはり1人で黙々と準備をするのは寂しいものです。
いなくなって始めて分かる大切さ、みたいな。
そんな訳で、今日も今日とて忌々しい土曜日出勤の為に朝早起きをしたのですが。
久しぶりにアラームが鳴るまで寝てしまっていたので、アラーム音に息子が反応したのです。
あれ?久しぶりに起きるか?
と思いながら様子を探っていたら、お母さんにピタッと引っ付いて2度寝を始めたのです。
いや、起きないのか。とか思いながら寝室を出ていつも通りに準備を進めていたのです。
どうも、ゴトゴトという音がしている気がするのです。
気がする、っていうか完全に何かが動いている気配があります。
しかし、お母さんがまだまだ寝ているパターンだと変に様子を見に行くと息子が完全覚醒して遊びたい!になってしまうのです。
気配を探りながら準備を進める、そうしている内に再度お母さんと眠る可能性がありますので。
ところがどうでしょうか。
様子を探っているお父さんの耳には完全にお母さんを起こそうとしている奇声が聞こえてきたのです。
久しぶりに完全に起きてるな、と思い顔を出しに行こうかしらと考えていると階段を下ってくる音が聞こえてくるのです。
起きちゃったかー、という気持ちと同時に久しぶりに出勤前に息子の顔を見て行けるぞ!というウキウキがせめぎ合っています。
っていうよりかは、完全に嬉しいウキウキが勝っているのですが。
一旦準備の手を止めてお母さんと息子を迎え入れる体制へ。
そして登場する息子。
真っ先におもちゃを手に取り、お父さんに駆け寄ってくるのです。
そんな姿を見て
「生きてて良かった」
と思ってみたり。
些細な瞬間に幸せを感じるのは、1人暮らしをしていた時にはあまり味わえなかったな、と。
そんなことを考えながら出勤してみたり。
それでもお見送りしてくれる息子を見て
「やっぱり仕事行きたくないな」
と、相変わらずな気持ちになってみて。
「よし!仕事頑張ろう!」
ってならないお父さんでごめんよ、とか。
そんな事を思った久しぶりのお見送り。
っていうお話。
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