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お風呂に見る息子の成長

お風呂は魅力的なものがいっぱいあります。
シャンプーの容器だったりボディクリームの瓶だったり。
お風呂掃除用のスプレーだって遊びたくなってしまうフォルムをしていますし、ブラシに至っては子どもが大好きな棒状な訳ですから。

そんな遊びたくなってしまう物ばかりのお風呂場ですのでこれまでの息子はお風呂に浸かろうとしなかったのです。
いつもお気に入りの手桶を泡でいっぱいにしてその中に新幹線のおもちゃを入れたり、自分の体に塗りたくったりして
「あわわ!あわわ!」
と騒ぐばかりで、お風呂に浸からせようとしても
「いーや!」
と言って拒否していたのです。

ずっとお風呂に浸かろうとせずに洗い場で遊び続けて体は冷え冷えになっているのに嬉しそうに泡遊びを続ける息子。
無理矢理抱っこして湯船に浸からせても、すぐに脱出しては泡遊びを再開していたのです。

そんな息子もいつの間にか成長している訳で。
お父さんが先にお風呂で待っていると、浴槽の端をよじよじと登り湯船に入ってくるのです。

最初の内は浴槽内で壁に貼っている文字ポスターで遊んだり、浴室テレビのチャンネルボタンをいじって遊んでいたのです。
それでも湯船に入ってくる意志を見せ始めたから、まぁヨシとしようか。
と思っていたのです。

ところが最近では息子が自分から湯船に浸かっては、浴槽内でしゃがんで肩まで浸かるようになったのです。
片手を浴槽の縁にかけ、もう片方の手はお父さんの足を掴んでしっかり肩まで浸かってくれるようになりました。
ちゃんとバランスを取れるように工夫しているのも偉いですし、遊びたい物が視界にあるのにちゃんとお風呂に浸かるのも偉いのです。

それだけでも大変に可愛く偉い息子なのですが、更に誉めたくなってしまうポイントがありまして。
我が家ではお風呂から出る前に肩まで浸かって60秒を習慣にしているのですが、お風呂に浸かった息子は自分でカウントを始めるのです。

「いーち、にーぃ、はーん、しぃー…」
ちゃんと自分で数え始め、自分で言える13まで頑張って数えた後はお父さんを見つめて
「続きをよろしくね」
と、目で訴えてくるので途中から引き継いで数えてあげるのです。
そして60秒までちゃんと肩まで浸かった状態で大人しく我慢してくれます。

その成長が本当にお兄さんになってきているんだな、と感じますしお父さんの手間が少し減ったのも喜ばしいことです。
何より浴槽の中でチョコンとしている息子がめちゃくちゃ可愛いのです。

お風呂を上がった後は、いつも息子の体を拭いているタオルが2種類ありまして。
青いタオルとピンクのタオルが用意してあるので息子に好きな色を選ばせるのです。
最近のお気に入りはピンクで。
「もーも」
と嬉しそうにタオルに包まれるのです。

成長するのも嬉しいけれど一生このままでいてくれねぇかな、とも思うのです。

そんな息子可愛いだけの発表のお話。

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