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息子は洋菓子店の常連

我が家にはよく行く洋菓子店があります。
その店は店頭に焼き上げたシュークリームの生地があり、注文してからクリームを注入してくれる1つのエンタメ的なお店です。
生地はサクサク、濃厚なクリームとのベストマッチで大変お気に入りのお店なのです。

息子もこの店のシュークリームが大好きです。
とは言えカスタードクリームはまだ1歳8ヶ月の息子には早いので、生地だけを購入してサクサクと食べています。
最初に生地だけ売って欲しいとお願いした時は店員さんが申し訳なさそうに
「生地だけでも規定の金額かかるのですが…」
と伝えてきたのですが、そんなの構いません。

お父さんお母さんがシュークリーム食べている時に息子が寂しそうにするので、せめて食べられる所だけでも売って欲しいのです。
という旨を伝えたところ。

そういう事なら!
と快く販売してくれる様になったのです。
何だか子どもを盾に特別扱いというか、無茶を通している様な感じで申し訳無かったのですが。

その後、購入した洋菓子とシュークリームの生地を入れた袋を手渡してもらう時に
「コレお子さん食べれるなら、どうぞー」
とクッキーをおまけで入れてくれたのです。

無理を言ったこちらの要求に応えてくれたばかりか、おまけをつけてくれたのです。
そのお店側としての優しさにお父さんは大変感動してしまいまして、息子とお出かけして洋菓子店に寄る時はそのお店ばかり。

いつも生地だけで売ってくださいー。とお願いしたら快く引き受けてくれるようになったばかりか
「クリーム食べられる様になったらもっと美味しいからねー!」と息子にお声かけしてくれるように、すっかり常連さん扱いです。
そして毎回オマケの洋菓子をつけてくれるのです。

お店の方の優しさに感動して。
こういった事で子育てをしている時の大変さが癒されると言いますか。
外で自分の息子に話しかけてくれる人や、隠れて手を振ったりしてくれる人。
直接何かしてもらっている訳ではないですが、1人で勝手に救われた気になっているのです。

お父さんはこの洋菓子店が大好きです。
美味しいことや、サービスしてくれる事、無理を聞いてくれる事も理由の1つなのです。
しかし、最大の理由は息子の事もお客さんとして相手してくれていることなのです。

「もう少しで美味しいの出来るからねー」
「早くクリーム食べられるようになるといいね」
「また来てねー」

そんな風に話してくれるのが嬉しいのです。
息子もその洋菓子店に入るとご機嫌でシュークリームの生地を指差します。
あくまでお店の人はお仕事の一環なのでしょうが、その中での気遣いにお父さんは感謝しています。

チビちゃんがいると、こういうのが嬉しいよな。
と、美味しそうにシュークリームを食べている息子とお母さんを見ながら思うのです。

我が家がよく行く洋菓子店は素敵だな。
っていうお話。

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