【HSP】咄嗟に振られてうまく答えられない3つの理由とその対策

「○○さんはどう思う?」

突然話をふられ

「え…あ、その、え~と」

こんな風に、いきなり話題を振られて
咄嗟にこたえられず…

んで、自宅に帰ってから
「ああいえばよかった…」と

一人反省会になる。

HSPの人にとっては日常かもしれません。

ぼく自身も、
20代前半あたりまでは
毎日が一人反省会でした。


いまでも、

どっちかといえば、
何気ない日常会話は苦手ですが

とっさに意見を求められても
ほぼ問題なく答えることができます。

というわけで

今回は、
とっさに答えることができない理由と、
ぼくがやっている対策についてお話したいと思います。


そもそも咄嗟に答えることはできない

元も子もないんですが、

そもそも、
「本当の意味で」急に振られた話に
とっさに答えるということは

野球でいえば
バッターが目を閉じて打席に立ち、

ピッチャーが投げた球が手元にきて
初めて目を開けてバットを振って当てる

みたいな芸当です。

まず不可能です。


バッターは、
打席にたつ前から
ピッチャーの投球をみて

球速やクセなどを観察したり
タイミングを見計らったりしていますよね

そうしないと打てないからです。


話をとっさに振られたときに、
答えられないのも似たような理由です。

では次に

話をとっさに振られて答えられない
3つの理由について

具体的に触れていきます。

3つの理由がそれぞれ
密接に関わりあっていますので、

できれば最後までみてね☆


理由①インプットの不足

インプットの不足とは、
そもそも相手のことを全然知らない。

事前情報がない、もしくは不足している
ということです。

たとえば

家族や仲のよい友人なら、
相手が普段どんな生活をしていて
どんなことを考えているか

好きな食べ物や、
見ているドラマ、YOUTUBE、本

なんとなく知ってると思います。


そうすると、相手から出てきそうな話題とか、
言ってほしそうな言葉とか

それとなく浮かびやすいはずです。

そしてもともと、

共通点が多いからこそ仲よくなっている
側面があるので、

共通の話題にも事欠かないでしょう。


このような前提があるので、
ある程度急な話題を出しても、

「いつもの」範囲に収まるため

「え、あ、その・・・」とはなりにくいわけです。


つまり、

職場で世間話などの話題を振られて
答えられないとしたら、

職場の人たちの趣味嗜好や、相手の人格に対する観察と情報が
不足しているということです。

知らないことについて話すというのは
難しいことです。

まして、

下手なこと言えない人間関係であれば、
なおさら難しいでしょう。

まぁこの理由①は
当たり前といえば当たり前のことですよね。


次の理由②は重要です。


理由②アウトプットの経験値不足

これは本当に大切です。

「自分の意見を人に伝える経験」そのものが少ないため
とっさに話すことができない、
ということです。


いつも一人で反省してるけど
できないんだよ

という声も聞こえてきそうですが、


たとえば、

「あ、えーと…」と結局何も言えなかったとします。

何も言えない=何も伝えていない。

伝えていないから、相手の反応も得られていない。


つまり、極端にいえば、
なんのやり取りもしていない
ということです。


にもかかわらず、自宅に帰ってから
「ああいえば良かったかな」
「相手はこう思ったかな」

想像だけで振り返ることになるのです。

これがいわゆる一人反省会です。


自分の想いや考えは、
言葉にして伝えてみないことには

相手がどう思うか
どう受け取るかすらも
わからないままです。


この状態でどれだけ一人で反省会を繰り返しても
まったく経験値にならないわけです。

それどころか

「また人前でちゃんと話せなかった・・・」

というマイナスの記憶を
ひたすら上塗りしていくことになります。


そしてまた、相手の意見や反応ももらえないので
理由①のように相手に対する事前情報も得られないことになります。


アウトプットとは、
自分の知識や情報を、思考という道を通して
言葉に引っ張り出す作業です。


思考という道が、ぐちゃぐちゃで整備されていなければ
言葉に出すまで時間がかかって当然なのです。


もちろん、情報がなければ何も出せませんが、

言葉に出す作業を日ごろから行うことで、
効率も上がり、かかる時間も少なくなります。


アウトプットの回数そのものが少ない。
練習が足りないから咄嗟に話せない。

以上が理由②でした。


次は理由③です。


理由③プレッシャー


理由①と②の状況下にあると

「自分はうまく話せない・・・」という
セルフイメージが定着してしまいます。

そうすると、

とっさに話を振られたときのプレッシャーも倍増します。

「また失敗したらどうしよう・・・」というそれです。


これは、はっきりいって「仕方ないこと」です。

100パーセント完璧な答えを返すということは

まずできない。


そうして潔く諦めることから始まります。

みんな似たようなもんです。


ぼくが書いてるこのNOTEだって、
本当はもっとじっくりと推敲して記事にしたいのですが


時間を決めて書いているので
後戻りして修正することがほぼできないのです。


それでも、大事なのは世に出すことなんです。

60パーセントの出来でも、まずは世に出すこと。


そして、人に読んでもらうこと。

もっと言えば反応が欲しいですが、
何は何とも自分の意見をまずは世に出すことです。


あたまで考えているだけでは、
ただの空想です。


自分にとって都合がいいだけの空想は、
何も考えていないのと同じです。


↑多少過激でも、こうして言い切ることも大切なことです。


プレッシャーは多かれ少なかれ
どんな状況でも必ずあります。


強いプレッシャーを感じたとき、
整備された思考の道も、

土砂降りの雨が降ったように通りにくくなります。

それでも、

傘をさして、長靴をはいたり
相応の準備をして

その道を行くんです。


あ、ちょっと精神論みたいになってきちゃった…


つまり、

プレッシャーを受けても、
60パーセントで「えいや!」と思いきる
度胸を身につけましょうということです。


そして、これも数を繰り返せばできることですし、

やってみると
意外と60%って悪くない、と思うはずです。

60%の自分を出して、
世間の反応をもらいながら
修正していけばいいんです。

むしろ、そのほうが
最終的には早く良いものができます。


そして、

理由①のようにインプットを増やし
理由②のようにリアルなアウトプットを繰り返すことで

とっさにでもかなり話せるようになるので、

理由③のプレッシャーもかなり軽くなるでしょう。


ここまできたら、あとはそれを繰り返すだけです。


それと大事なことがもう一つ↓


「トーク力」という幻想

「もっとトーク力があったらな~」

ぼくもずっとそう思ってました。

でもこれは、はっきり言って幻想です。


「トーク力」とは才能です。

才能なので、ない人には無いのです。


たとえば、

サッカー選手が
「100m5秒で走るスピードがあったらなぁ」

こう悩むようなものです。


確かに、100m5秒で走れたら、
あらゆるスポーツで
技術もへったくれもなく活躍できるでしょう。


しかし、
そんな走力が身につくことは一生あり得ません。

そのまえに

自分の技術や体力を向上させる練習に時間を割くほうが
現実的で有効なわけです。


北川景子に生まれたかった~

といっても無理なんです。


ぼくも何度、反町隆史になりたかったか
わかりません。

でも幻想なんです。


ぼくの周りには、大成功した知り合いや友人は
あまりいません・・・・

でも、小さいけれど、
世間でいうには十分な成功をしている人は
たくさんいます。


そうした人たちは、
例外なく小さな行動を
毎日毎日、積み重ねています。


「○○力」
「○○スキル」

物事がうまくいかない理由を
こうした抽象的な言葉で表現してしまうと、

あるいみ分かりやすく
納得できる部分もあります。

しかし一方で、
「自分にはそのスキルがない・・・」

と心のメモリが
マイナス方向にも簡単に振れてしまうのです。


だから、


自分にとっての「○○力」「○○スキル」
とは

いったい何を指しているのか?

こうした定義を
現実的なものさしで、
はっきりさせておく必要があります。


うぐっ!

3000文字過ぎてしまいましたので、
まとめに入らせていただきます!
m(;_ _)m


まとめますと

とっさに話せないのは、才能がないから…
なんてことは決してありません。

事前情報をたくさんインプットしておき、
自分の意見を日々、60%の出来で
簡潔に言語化する習慣をつけ

プレッシャーをはねのける!


これを繰り返すうちに
「このくらいなら言っても平気だな」
という空気感もつかめてくるはずです。


そうなってくると、
言葉を発する抵抗感そのものは
かなり薄れてくるので、

あとはアウトプットの方法次第です。

アウトプットの方法について
もう少し具体的に触れたかったのですが、

文字数と時間の都合で

今回はここまで。

参考にしていただけたら
うれしいです。

では、

読んでくれてありがとうっ!
ばいばいやーm(__)m


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