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ゲームプランナーに必要な資質とは

表題の件ですが、学生の皆さんは気にせず企画書やESを書きまくって応募しまくると良いと思います。何故なら必要な資質は入社後から伸ばせるからです。そして急ごしらえでは何ともならないからです。ここでは事前に知っておく知識として、どういう資質があればゲームプランナーという職業に活かせるかを述べたいと思います。

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いかに楽をするかという「努力」

言葉は悪いですが仕事において楽をする事は重要です。皆でいかに苦労したかを競争していては効率が悪くなるし疲れます。疲れたくないのであれば楽をする努力をしましょう。実際に過去私が居た会社で、ある人がExcelで図形を駆使し一週間以上も掛けて大層なマップを描いた人がいました。一方私はUnityを用いて3日ほどでマップのモック(仮のマップモデル)を作りそれを何枚かスクショしてExcelに貼りました。できたものの評価は置いておいて、私はとても楽ができました。楽をするためにはUnityの操作も喜んで覚えます。触りの部分だけでも覚えればモック程度なら作れます。楽をするためにはどうしたら良いかという考えを常に持った方が良いと思います。少なくともゲーム開発においての「努力」はするためのものではなく、しなくてもいいことをしないためのものです。

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相手を説得するための「雑談力」

ゲームプランナーは常日頃から誰かを説得しています。デザイナーであったりプログラマーであったり同じプランナーであったりです。仕様であったり新しいアイディアであったりを誰かに説得して作ってもらうことが仕事のかなりの割合を占めます。何故説得するかというと自分の言葉なんて平気で否定されるからです。たとえ仕事であっても相手は人間です。お願いしないといけないんです。いくら論理的に説明しても、忙しいから無理とかあとでやるとか(やらない)言われて追い返されたりします。そこで個人的に重要と思っているのは相手と雑談することです。タスク抱えすぎてそれどころじゃない、理論武装しきれてなく説得力がない、たまたま機嫌が悪い、など断られるには様々な要因があります。それを回避する為に有用なのが雑談です。いきなり本題に入る前に雑談で状況を伺います。今の忙しさや機嫌の良し悪しをなんとなく把握します。普段から雑談をしておけばより正確に把握できます。そこで勝機がありそうなら本題に入ればいいんです。なければ一旦退却しましょう。一度断られたら二度目はもっとキツいので初回が肝心です。本来の自分は何であれ、人懐っこく雑談して仕事をスムーズに進めましょう。

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否定を恐れない「発信力」

誰だって自分の深い部分にある趣味趣向をさらけ出すのは恥ずかしいものです。しかしゲームプランナーはそういう妄想や空想を赤の他人にさらけ出す必要があります。特に企画書のプレゼンやブレスト(ブレインストーミング)などです。良いアイディアでも謙虚に弱々しく言うと通りません。私は新卒の時まさしくそのタイプで、上司に喫茶店に連れて行かれては、お前の話し方むかつくんじゃとよく詰められたのは今でも昨日のことのように思い出します。どんなアイディアにせよ堂々と話さないと意味がありません。自分のアイディアが否定されるのはとても怖いです。自分自身が否定されてる気になります。しかしこれができないと、自信がない人間だとみなされマイナスな評価を受けてしまいます。そうなるくらいなら思い切りぶつかりましょう。否定されたら素直にへー、そうなんですね!と明るく返しましょう。私はこれで無理から乗り越えました。

まとめ

さてプランナーの資質でした。誰でも最初から持っているものではありませんが、誰でも伸ばすことができる力です。私はこれらはすべて職場で培いましたが、まだ完全でもないしできないことも多いです。特に学生さんにはピンとこない人も多いかもしれませんがどうか参考までに知っておいて貰えるとこれからプランナーとして働く際に無駄にはならないかと思います。

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