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日比野 心労
2022年2月12日 06:47
「世界の皆さんこんにちは。私はニッポン在住の旅行ライター、日比野 心労です……か。心労くんも板についてきたものだわね。」そう呟くとあたしの目の前で電車を待つ姿勢の良いマダムは、高そうな腕時計をチラリと見ながら軽いため息をついた。吐く息が白い。冬の赤森県は寒さが厳しい。それが晴天の早朝ともなれば尚更だ。「アイツのこと、昔からご存知なんですか。」あたしは170cmある自分の身長と同じ目線のマダム
2021年8月20日 05:51
世界の連中、元気かい。こっちも元気だ、心配すんな。俺はニッポン在住の旅行ライター、日比野 心労だ。早いもんで、もう連載十回か。今回はニッポン第二の人口を抱えるタフな街[シティ]、大堅府を紹介する回だ。明日に迷える疲れた顔の連中が行き交う大堅市。その中で、人が希望を失わない街がある。「深世界」。大堅市難異和区(なにわく、と読む)の1区画に位置するこの街は、様々な人間の集まる街だ。聖人・凡人・
2021年6月16日 23:19
世界の皆さんこんにちは。私はニッポン在住の旅行ライター、日比野 心労です。第九回の今回は、前回に引き続き、日記形式でニッポンの誇る名峰「不死山」を紹介させて頂きます。第九回 病無至県 (不死山登山後編) (観光難易度:5【困難】)【承前】登山ルートの左側から高台に抜け、射角を確保したコウジと私達は、ありったけの火力でゴミラを撃ちまくった。射線からハイジャンプで回避したサカイも加わって
2021年6月16日 06:07
世界の皆さんこんにちは。私はニッポン在住の旅行ライター、日比野 心労です。第八回、第九回は前後編として、ニッポン観光における最高ランクの難易度観光地、「不死山」(ふじさん)を取り上げたいと思います。不死山は第一回でも少し触れましたが、三県にまたがるニッポンの最大にして最高標高の山であり、危険性が高くありながらもニッポンを象徴する観光地です。「一定時間直視すると魂を抜かれる」「冥界への入り口と
2021年5月31日 03:40
世界の皆さんこんにちは。私はニッポン在住の旅行ライター、日比野 心労です。突然ですが、皆さんは今現在、幸福でしょうか。どうでしょうか。胸を張って幸福ですと言える方はいらっしゃいますでしょうか。そうですね。言い切れる方はそう多く無いでしょう。日々の生活に疲れ、職場・家庭・学校などで忸怩たる思いを抱かれておられる皆さん……今、不幸であると感じている方、少なくとも幸福な状態では無いと感じている読者
2021年5月22日 14:59
世界の皆さんこんにちは。私はニッポン在住の旅行ライター、日比野 心労です。今回はニッポン国の県……ではあるのですが、その成り立ちからして特殊で少々複雑な経緯を持つ県、「阿弖流爲県」を取り上げていきます。なお、阿弖流爲県は現在「東北独立自治六県」と呼ばれる自治権を持った行政区分としての位置も占めており、ニッポンの法律が一部通用しない事態も発生しますので、旅行者の皆さんにおかれましては「エミシ」と
2021年7月29日 08:42
世界の皆さんこんにちは。私はニッポン在住の旅行ライター、日比野 心労です。皆さんはanazomという企業をご存知でしょうか。愚問でしたね。申し訳ありませんでした。今や世界的な多国籍テクノロジー企業として名を馳せているanazomですが、近年、ニッポンのとある県を買収し新事業を始めたニュースは皆さんもご存知のことでしょう。今回は、そのanazomの傘下となった県の観光サービスにスポットを当てて
2021年5月3日 06:01
世界の皆さんこんにちは。私はニッポン在住の旅行ライター、日比野 心労です。今回の旅行地のご紹介は、ニッポンの球州地方の重要県、出島県、その中でも特異な繁栄を遂げている一都市を取り上げたいと思います。今回は観光とショッピングを中心にご紹介させていただこうと思いますので、当地を訪問予定の方は今から同時に資産形成のご予定をたてることもお勧めしております。第四回 TSUSHIMA共同経済活動特区(
2021年4月24日 23:54
・はじめに世界の皆さんこんにちは。私はニッポン在住の旅行ライター、日比野 心労です。今回は第三回目という序盤ではありますが、ニッポン旅行に際しての高難易度旅行地のうち、最初の一ヶ所目をご紹介させていただこうと考えております。決して難易度が高い=訪問しづらいという観点ではありませんので、外国人旅行者の皆様におかれましてはチャレンジと思ってこの地を訪れてみるのも一興ではないでしょうか。(むしろ
2021年4月17日 22:45
・はじめに世界の皆さんこんにちは。私はニッポン在住の旅行ライター、日比野 心労です。連載第二回目の今回は、ニッポンの誇る観光地、「元京都」を取り扱いたいと思います。なお、ニッポンの行政区分では元京都は「府」であり正式には元京都府と表記すべきなのですが、今回は在住者の意見を尊重し、元京「都」という記述に統一させて頂きます。ご了承ください。第二回 元京都(観光難易度:1【易しい】)・元
2021年4月11日 21:51
・はじめに世界の皆さんこんにちは。私はニッポン在住の旅行ライター、日比野 心労です。私はニッポンに20年間住んでおり、その間に各地を旅してさまざまな観光地を訪れてきました。その経験から、皆さんがニッポンへの旅行を計画するときに必要なことを紹介できると思い、この記事を書いています。COVIDー19が未だに猛威をふるっている現在ですが、ニッポンはウイルスの侵入を防ぐ特別な措置をとっており、安心