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昔、「年収が千万円を越えると勝ち組だって」とどこから得た話だか分からないことを同僚が言っ…
くつ下に穴があいた。 今までは、捨てていたのに、今日は捨てる理由が分からなくなった。親指…
梅雨が明けたかのように暑い日が続いている。 炎天下に長く歩くのが大変で、ついつい、スーパ…
今日は晴れ。 黒い瓦に陽光が差してキラキラと光輝いている。黒が白に変わった。 葉に陽光が差…
品川水族館でイルカショーの始まる前に水槽を泳ぐイルカを見ていたら、魚とは違う独特な泳ぎ方…
台風が熱帯性低気圧に変わった。低気圧に連れられて長い前線が日本列島南岸に横たわっている。…
60歳になった時に、同年齢の同僚と乗った電車の優先席が空いていたので、後ろめたい気持ちで座った。その時、同僚が「俺達もう座る権利あるんだよな」と確かめるように言った。その時、漠然と彼の言を認める気持ちと、とうとうそういう年になったのかという複雑な思いを抱いた。 電車の座席の問題は、限られた資産をどうやって分けるかという問題だと思う。その資産をもらう権利が誰にあるかのひとつの解決策が優先席である。 電車の電車の優先席は、かつてはシルバーシートと言われたように高齢者を想定して
小学校の運動会では、6年生が行う騎馬戦が合戦絵巻のようで見ものだった。5年生は来年の運動会…
初めて勤めたところの初任給は、たしか7万数千円だったかな。昭和50年の頃だから、今と比べた…
自分が人から理解されていない、人から認められていないと嘆くのは、人間には、人から認められ…
最近のニュースで、子どもが親を殺したという事件が流れた。「親殺しは罪が重いよね」「いや、…
幼児の質問に大人は困惑する。 5月のカレンダーを見て、Y君が「最後の日曜日に何で2つ入ってい…
かつて、精神衛生の研修講師が、うつ病にならない人は、みな共通に自分への良いイメージを持っ…
どこで買ったのだろう。20センチ程の長さの孫の手がいつも机の上のペン差しにある。 この孫の手という微笑ましい名前からこんなことを想像してしまう。 年を取ると皮膚のバリアが壊れ、乾燥や暑さに過敏になり、痒みが出てくる。身体が硬くなり、若いときのように背中のかゆい所に手が届かない。側で遊んでいる孫に背中を掻いてくれないかと頼む。孫は祖父の頼みにはよく言うことを聞いてくれる。「おじいちゃん、ここ?」とやさしい孫は言う。「いや、もうちょっと左だ」と祖父。息子や嫁は仕事や家事で忙し