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日々雑感

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日々に感じたこと、思ったことのメモ
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記事一覧

人生の勝ち組はいない

昔、「年収が千万円を越えると勝ち組だって」とどこから得た話だか分からないことを同僚が言っ…

しんけちゃん
2週間前
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くつ下の破れ穴

くつ下に穴があいた。 今までは、捨てていたのに、今日は捨てる理由が分からなくなった。親指…

しんけちゃん
2週間前
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暑い日に

梅雨が明けたかのように暑い日が続いている。 炎天下に長く歩くのが大変で、ついつい、スーパ…

しんけちゃん
2週間前
1

白壁の雨色

今日は晴れ。 黒い瓦に陽光が差してキラキラと光輝いている。黒が白に変わった。 葉に陽光が差…

しんけちゃん
3週間前
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品川水族館イルカショー

品川水族館でイルカショーの始まる前に水槽を泳ぐイルカを見ていたら、魚とは違う独特な泳ぎ方…

しんけちゃん
2週間前
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5月31日、台風が低気圧に変わった日に

台風が熱帯性低気圧に変わった。低気圧に連れられて長い前線が日本列島南岸に横たわっている。…

しんけちゃん
1か月前

電車の座席と優先席

60歳になった時に、同年齢の同僚と乗った電車の優先席が空いていたので、後ろめたい気持ちで座った。その時、同僚が「俺達もう座る権利あるんだよな」と確かめるように言った。その時、漠然と彼の言を認める気持ちと、とうとうそういう年になったのかという複雑な思いを抱いた。 電車の座席の問題は、限られた資産をどうやって分けるかという問題だと思う。その資産をもらう権利が誰にあるかのひとつの解決策が優先席である。 電車の電車の優先席は、かつてはシルバーシートと言われたように高齢者を想定して

騎馬戦から取り残された思い出

小学校の運動会では、6年生が行う騎馬戦が合戦絵巻のようで見ものだった。5年生は来年の運動会…

しんけちゃん
1か月前
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初任給の思い出から

初めて勤めたところの初任給は、たしか7万数千円だったかな。昭和50年の頃だから、今と比べた…

しんけちゃん
1か月前
1

人の己を知らざるを患えず  孤高の道

自分が人から理解されていない、人から認められていないと嘆くのは、人間には、人から認められ…

しんけちゃん
1か月前
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親族隠避と論語

最近のニュースで、子どもが親を殺したという事件が流れた。「親殺しは罪が重いよね」「いや、…

しんけちゃん
10か月前
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幼児に学ぶ仮想と現実

幼児の質問に大人は困惑する。 5月のカレンダーを見て、Y君が「最後の日曜日に何で2つ入ってい…

しんけちゃん
1か月前
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命の重み

かつて、精神衛生の研修講師が、うつ病にならない人は、みな共通に自分への良いイメージを持っ…

しんけちゃん
1か月前
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孫の手

どこで買ったのだろう。20センチ程の長さの孫の手がいつも机の上のペン差しにある。 この孫の手という微笑ましい名前からこんなことを想像してしまう。 年を取ると皮膚のバリアが壊れ、乾燥や暑さに過敏になり、痒みが出てくる。身体が硬くなり、若いときのように背中のかゆい所に手が届かない。側で遊んでいる孫に背中を掻いてくれないかと頼む。孫は祖父の頼みにはよく言うことを聞いてくれる。「おじいちゃん、ここ?」とやさしい孫は言う。「いや、もうちょっと左だ」と祖父。息子や嫁は仕事や家事で忙し