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しんけちゃん
2024年2月26日 08:30
あと追うも出来ずに生きいる今日の道 草の芽萌えてたんぽぽの咲く母が60代で父に先立たれた。急に寂しい生活に変わった。道を歩けば、父と来たことが思い出されたようだ。「ここもお父さんと歩いたな。ずいぶんいろいろなところに行ったな」と言っていた。父が春彼岸に亡くなってから、何年目の春だろうか。ひとりで歩く道ばたに草は芽を出して、たんぽぽの花が咲いていた。ひとりの人のことを思い、何度も歌に詠む