2回目 最低なWWEとの出会い(下ネタ多いです)

前回の続きです。
※昔のことを思い出しながら、極力調べずに書いています。
※もしかしたら覚え間違いや、時間軸がおかしい部分があるかもです。

中学生男子というのは、性欲が集合して
たまたま人の形になったような存在だと思う。

皆さんは違うかもしれないが
私はそうだった。

なので携帯電話もパソコンも無く
エロ本を買う勇気もなかった中学生の私は

どうやって、ちょっとエッチな洋画を
レンタルするかばかり考えていた。

家の近くのゲオには
ちょっとエッチな洋画コーナーがあり
(スピーシーズとかお世話になりました。)
AVコーナーに入れるほど大胆ではなかった私にとって
そこだけが唯一の希望だった。

ただ、時々R-18指定の映画が混ざっており
カウンターで女性店員に大声で

「こちら未成年の方は借りられませんね。」

と言われ、殺されることがあったので
毎回、油断はできなかった。

私はゲオのカウンターで、社会の厳しさを学んだし
何かを自らの手で勝ち取る喜びを知ることができた。

また、皆さんに分かってもらいたいこととして
少しエッチな映画を借りるのは
とても、恥ずかしいことである。

正直、AVをレンタルするより恥ずかしいかもしれない。

なので、カモフラージュのため
H1本につき、普通の作品を2本レンタルしていた。

また、カモフラージュに使う作品についても
アクション物で極力、男の裸が出ている作品を選んだ。

男の裸が多く出ている作品を選ぶことで
あくまで、エロ目的として、裸の多い
作品を選んでいるのではなくで
芸術的な、観点で裸自体に興味が
ある人間だと思わせるようにしていた。

今考えると、頭がおかしいが
当時の僕は、それがベストなカモフラージュ
だと思い込んでいた。

しかし、人間の欲というのはいつまでも満たされないもので
私は、とにかく過激な満足のできる作品を探し続けた。

それと同じくなぜかカモフラージュで、借りる作品も
過激で、男の裸や、戦いがしっかりと見れるものを
を求めるようになってしまった。

結果たどり着いたのが、WWEのDVDだった。

そのゲオには、プロレスコーナーがあり
なぜか、2000年以降WWEのPPV※のDVDが多く取り揃えられていた。

※PPV(ペイパービュー)…特番のこと。WWEでは、毎週通常回の放送があり、その中でライバル同士の抗争等、ストーリーが繰り広げられる。月1ぐらいのペースで、PPVがあり通常回で行われていた抗争の決着戦が行われたりする。

もともとエロカモフラージュで
WWEのDVDを借りていたのが
どんどんハマってしまい、最終的には
WWEのDVDが目的になっていった。

当時の私の中のプロレスラーのイメージは

「総合格闘技の試合に出てきて、1Rで負ける人たちでしょ?」

という認識しかなかった。

しかしWWEの中に出てくるプロレスラーたちは違う。
というかまずレスラーではない。

WWEは他団体と差別化を図るため、選手を
「スーパースター」と呼んでいる。
「レスラー」と呼ぶこと自体、タブーだ。

また、WWEは、試合に台本があることや
勝敗が決まっていることを明言している。

ただ、台本があるからと言って、勝敗が決まっているからと言って
選手がそれを、実際に行えるかはまた別の話だ。

例えば、

ゴングが鳴る前に10メートルの高さの金網から突き落とされ
結果、試合中に計3回突き落とされたりだとか。

相手に火をつければ勝ちという形式だとか

メキシコ湾に相手を突き落とした方が勝ちという形式だとか

半年前に生き埋めになったのに半年後に生き返ったりだとか

相手レスラーをスーパーマーケットまで追いかけ
冷凍ピザでボコボコにしたあと、レジまでもっていき
「おい!このゴミいくらだ!」と言ったりだとか

オリンピックの金メダルを川に捨てたりだとか

普通に車で引いたりだとか

相手をブラとパンティ姿にしたら勝ちとか

社長の息子がめちゃくちゃプロレスが上手いとか

すべて実際に行ったことである。

とにかく。ハチャメチャで、なんでもありで
めちゃくちゃ面白かったのである。

性欲しかなかった思春期の私の心は
どんどんWWEに塗り替えられていった。

そんなWWEで、私は大好きなスーパースターが二人いた。

エディ・ゲレロとクリス・ベノワである。

続く。


まとめ
だとかの部分全部分かったあなたとは
おいしいお酒がのめるね。


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