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四国ぶらり旅 2/4

 さてさて、世間は地震報道で大騒ぎのようですが。
 少なくとも現時点の宮崎市ではほとんど被害はなく、みんな普段通り生活しています。と言うか被害があった場所を探すのが難しいレベルで、何もありません。
 相変わらずマスコミは被害を煽ろうとしているのか、数少ない被害のあった特定の場所のみを盛大に報道していますが、現状は全く違います。
 今後はもちろん十分に気を付ける必要がありますが、今のところ体感できる余震すらほとんどありません。
 三連休の直前で、観光業の人たちは大変だろうと思います。

 そんなわけで先日訪れた四国ぶらり旅の2日目を紹介します。
 前日は四国三大温泉のひとつである塩江しおのえ温泉に宿泊し、東進して大窪寺おおくぼじを訪れました。

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大窪寺

 大窪寺は四国八十八箇所霊場の最後、88番札所にあたるお寺です。
 平日の早朝とは言え、お遍路さんで賑わっているかと思いきや、誰もいませんでした。
 真夏に歩く人は非常に少ないのです。あまりにも暑すぎてヤバいですから。旅の道中で見かけたお遍路さんもまばら、その多くが日本の夏の暑さを知らない外国人で、日本人は車で周っているようでした。

 大窪寺に参った後、さらに東進して徳島県の鳴門なるとへ向かったのですが、その途中で面白いものを見かけました。

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 なんとSW20トヨタMR-2です。
 よく見ると県警ではなく個人の所有物のようです。
 車は稼働しておらず、道中の安全のために置かれているようですが、それにしても素晴らしい出来でとても綺麗に保たれています。
 SW20は車重が1300kgくらいあり、ライトウェイトスポーツを乗り継いでいる私には縁がありませんでしたが、くるくる回りやすい点は仕方ないとしても、素晴らしい車でした。
 もうトヨタがこういう車を作ることは無いのでしょう。
 現代の車は全てエコ時代に反して重厚長大かつ無駄に高価で、見栄のためだけに乗るようなもので、こういう素晴らしい車はほとんどありません。
 現代の車のような「金持ちの飾り」みたいな道具には、全く魅力を感じません。面白みも皆無。
 まるで今の末期を迎えたカメラ業界そのもので、カメラも金持ちの飾りになりつつあります。
 以前記事にもしましたが、カメラは10万円のやつで十分です。何でも撮れるし、どんな作品でも作れます。そして10万円くらいのやつのほうが、道具として使いこなす楽しさを感じます。

 1時間ほど進んで、鳴門海峡公園へとやってきました。
 鳴門海峡には大鳴門橋が四国と淡路島の間に掛かっており、ここでは大鳴門橋の中を通って鳴門海峡を真上から見ることができます。

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 満潮と干潮の時には若干恐怖を感じるほどの、豪快な潮流が発生します。
 この潮流は世界でも有数のもので、一見の価値があると思います。
 しかし、私がここで本当にお勧めするのは、旧観光地エリアです。
 鳴門海峡を観光で訪れた人の99%以上が知らないエリアで、ほぼ全ての人は駐車場から歩いて橋へと向かうのですが、そこへ行かずに真っすぐ150mほど歩くと橋のたもとにあるお土産屋が数件集まった場所があるのです。
 とても綺麗に整備されていて、ここからは大鳴門橋と鳴門海峡がよく見え、さらにここにある食事処のうどんが「超」うまいのです。

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西上商店のうどん

 うどんマニアの私が言うのだから間違いありません。
 ここの西上商店2階にある食事処はちょっとやそっとでは食べることができないほどのうどんで、絶品です。
 本当にうまいうどんは、こういう控えめな場所に隠れているのです。
 少なくとも私はひと口目を入れて、絶句しました。うますぎる。。
 間違いなく名店。

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 さらに、この場所から40mほど下ると海岸へ出ることができます。
 ここでは潮流を直接見ることができ、穴場です。
 簡単に海へ入ることも可能ですが潮流は相当な速さで流れていて、恐らくひざ下くらいまで浸かると流されて危険です。私は海なら3kmくらいは泳ぐ自信がありますが、それでもこの流れを見ると簡単に死ぬような気がします。
 この場所に来ると鳴門の渦の仕組みがわかります。
 橋の真ん中は大型船が通過するほどの水深があり、かなりの高速で海水が流れているのに対して、この陸に近い場所は水深が浅く水流が滞っており、この水流の速度差によって渦が出来ているのです。
 面白いのは橋を境に、ぱっと見でも1m以上の水位の差がわかる点で、何だか自分の目がおかしくなったような錯覚を感じます。

 汗だくで鳴門を観光すると昼過ぎになったので、今日の活動は終了。
 この日は南下して宍喰ししくいへと向かい、宿泊しました。

[ つづく ]

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鳴門海峡。相変わらず大気汚染濃度が高すぎる。
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鳴門の渦潮
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