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ホログラフィック宇宙論と写真と記憶

最新のホログラフィック宇宙論によれば、宇宙は誕生以来、全てのあらゆる事象が量子単位で記録されていると言われています。
もしもそれが事実なら、私はなるほどと思ったことがあるのです。

例えば、ニュートンは引力を発見したことになっています。
しかしこの世界に生まれ、この世界に生きる我々は、彼によって引力が発見される以前から、遥か以前のすなわち単細胞生物であったころから引力を利用して、その仕組みの中で進化してきました。
引力が発見されてから、引力を利用し始めたわけではないですよね。
最初からそれを当然のように利用して進化し、生きてきたわけです。

以前から強く疑問に思っていたことがあります。
私たちは子供のころの写真を見たときに、はっとその時のことを思い出すことがあります。もちろん完全には思い出せないこともありますが。
でも少しでも思い出せるなら、それってかなりスゴイことです。
こんなちっぽけな脳に、生まれてから今までの情報が記憶されているのですから。一体人間の脳は、どれほどのポテンシャルを持ち、どれほどの情報を記憶しているのだろうかと常々不思議に思っていました。

だって普段忘れていることでも、写真を見た瞬間に思い出すわけですから、その情報は脳のどこかに確かに記憶されていたわけです。
少なくとも写真は我々の外部記憶装置のひとつですが、それをきっかけとして思い出せる情報量を考えると、それでも脳に全てが記憶できるなんてあり得ないよなぁと考えていました。
いくら何でもそんなに記憶できるわけないと思うのです。
しかし脳以外に記憶する場所は見当たりません。
しかも脳の活動レベルを画像などで見てみると、波紋のように広がる感じで、脳神経を電気信号が伝わっているように見えます。
記憶を引っ張り出すだけなら、極めて小さな特定の場所のみ活動するはずですが、何故か全体に広がるような動きを脳は見せます。
まるでどこかと通信を行っているかのような、そんなイメージを以前から抱いていました。

ところがこのホログラフィック宇宙論という真面目な物理学の理論を知って、ひょっとして!?と思ったのです。
つまり我々は、日常的に常時、ホログラフィック宇宙論で定義されているような宇宙に記録された情報を、引き出して利用しているのではないか?
そもそもブラックホールの役割とは、実は全宇宙の情報を集めて記録するための書庫なのでは?なんて思うわけです。

前述したように、ニュートンが引力を発見したから今の世界に引力があるのではなく、最初からそれは存在し、そして我々はその引力を最初から利用して進化してきました。
もしも新たな未知のエネルギーや仕組みがこの世界に存在するのであれば、例え学問として発見されていなくても、この世界で出現し進化した我々は、当然のようにそのエネルギーや仕組みを日常的に利用しているはずです。

そうなるとオカルトと考えられていたような「未来が見える現象」なども、説明がつくのかも知れません。
「虫の知らせ」などの仕組みも、いずれ解明されるかもしれません。
想像を絶するような巨大な情報網にアクセスする能力を、我々生き物は全て持っているのかも知れません。
何となくこの件は、核心をついているような気がします。
自分の直感(情報網)が、そう答えを出しています。

何だかわくわくしますね。

でも何故か昨日食べた朝食の内容は思い出せないんだなぁ。
とほほ。

皆既月食
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