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悩みの種、出力媒体

ちょくちょく出力媒体に関することを書いているのですが、未だにいろいろ悩んでいます。

最強の出力媒体はやはり紙で、個人的にはフォトブックがベストなのですが、そこで悩むのが縦横の問題。
風景写真は横長が基本ですが、フォトブックの基本は縦長。横長もあるけど選択肢はほぼ皆無。
横長の写真をそのままフォトブックに載せるなら見開きがイチバンだけど、ど真ん中に本の折り目がやってくる。ぐはぁ。
見開きをやめて片面のみを使用するなら正方形の写真が意外によいのだけど、正方形の風景写真って普通撮らない。息苦しい比率だから。
で、次の候補は5:4なのだけど、何故か未だに一般的デジカメには5:4の設定が無い。なんで??いい加減にしろ。

てな感じで、ひたすら悩むわけです。

で、出力媒体をネットやテレビにするとどうなるかと言うとですね、テレビは果てしなく横に長い16:9。
3:2で撮影したものなら何とかトリミングで対応するものの、4:3のマイクロフォーサーズではかなり強引になる。が、できないわけではない。
しかし縦長で撮影した写真の場合は、横長の16:9に変換するのはほぼ不可能で、そのまま縦長にするしかないけど、それをやっちゃうと写真がとんでもなく小さくなって、何だこれ?みたいになる。

かといってスマホなどインスタを含めたネット投稿では4:5とかの縦長がベストで、横長写真なんてちっちゃくてさっぱり伝わらない。

あぁぁあ!悩む!!

というわけです。
私がVRの話を時々するのは、こういった問題を解決できるからです。
個人の美術館をVR内に作れば、ちゃんとした本来のサイズで鑑賞ができるわけです。
特定の芸術家だけの作品を美術館に飾る時代は、既に終わりに近いと思います。
全世界の人が自由に自分の作品を見てもらうシステムを構築すると、とんでもなく楽しいVR空間ができるでしょう。
それと同時に、そのシステムは恐らく平和に大きく貢献する可能性を秘めていると考えています。ゆるやかな文化統合が行われることによって、平和な共通の価値観が、全世界に等しく広まる可能性があるからです。
これこそが芸術であり、文化の役割です。

いずれにしても実験的にスライドショーを作ってYoutubeへ挙げようかと思っているのですが、スライドショーも微妙なんですね。
フォトブックが素晴らしい理由は、全ての人には好みがあって、フォトブックなら好みの写真をじっくり眺めて、それ以外はパラパラと流せるわけです。手軽で便利だから作品鑑賞としては素晴らしい媒体。
でも多くの人に見てもらうには、莫大な費用と手間がかかるわけです。

で、今言ったようにスライドショーでネットを使用するとどうなるかというと、簡単に膨大な写真を共有できるけど前述したように人には好みがあるので、好みでない写真を延々と垂れ流されても苦痛、みたいになるわけです。気軽にパラパラめくれない。早送りはできても面倒です。
しかも好みの写真であってもせいぜい8秒くらいで流れてしまい、いちいち停止させないとじっくり見えない。やっぱり面倒。
難しいですよね。

ただし、フォトブックの問題は全く解決できないわけではありません。
最近ではAmazonPODを利用したサービスが普及し始め、個人が1冊から、リスクを伴うことなくAmazonで写真集を販売することが可能になっています。
すごい時代がやってきました。
でもやっぱり究極の理想は、VRによる、全人類が参加できる美術館を構築することだと思います。
そのカギは間違いなく超高速処理を可能にするであろう、量子コンピューターの実用化が握っているでしょう。

ひとまずスライドショーを作ってみるつもりです。
きっと問題点山積のスライドショーになると思いますが、たぶん良い実験になるのではと考えています。

そのあとはPODサービスを利用して、フォトブックにもチャレンジしたいですね。

結局最大の問題は、時間が足りないことです。
こればっかりはドラえもんがいないと、問題解決できそうにないなぁ。


PENTAX K10D / Tamron AF 18-250mm F3.5-6.3 Di II LD Aspherical [IF] Macro
高知城
18年前のセンサーだが、既に十分な性能があったことがわかる。
PENTAX K10D / Tamron AF 18-250mm F3.5-6.3 Di II LD Aspherical [IF] Macro
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PENTAX K10D / Tamron AF 18-250mm F3.5-6.3 Di II LD Aspherical [IF] Macro
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