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甑島(こしきじま)の旅2

甑島こしきじまへ渡って二日目。
天候は晴れ時々曇り時々雨。不安定の一言。
完ぺきではないものの大気汚染はほぼ無くなり、撮影チャンスがやってきました。予定通りです。

今日は上甑島から下甑島へと、島の貫通道路を伝って下ってみます。
この島の地図を見ていてとにかく面白いと思ったのは、島は断崖が多くて新たに道路を敷く場所が無いのですが、それを解決するために島を南北にトンネルと橋で貫通させてしまったことです。
これは面白い。

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8
甑大橋

最大最長の橋は中甑島と下甑島を結ぶ甑大橋で約1.5kmですが、これは今ではそれほど珍しいものではありません。
本当にスゴイのはその橋の両サイド、橋が島へ接続する部分で、なんと断崖の中腹にぽっかり空いたトンネルに繋がっているのです。
こんなの見たことがありません。よく作ったなぁ。日本の技術に感服。

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8

島は断崖の風景がとにかく美しい。
特に地層の濃淡がはっきりとしています。
近年はこの地層からたくさんの化石が発見されており、考古学的な注目を浴びている島でもあります。

今回持ち込んだレンズは、LAOWA Argus 18mm F0.95 MFT APOと、
LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8の2本。
いずれも極めて優れた光学性能を持つレンズですが、特にLUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8はオリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8と並んで、他社マウントレンズも含めて最強のレンズのひとつです。
このLUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8は、ズーム全域で高性能な単焦点レンズと同等の能力を持ちながら、なんと約300gに抑えられた常軌を逸したレベルのレンズです。
最高の光学性能を追求しながらこんな芸当ができるのは、マイクロフォーサーズならではです。

もう一本のLAOWA Argus 18mm F0.95 MFT APOは、単焦点の限界に挑んだ驚異的な性能を誇るレンズでマニュアルレンズです。
一切の電子補正を必要としないほどの能力を持ちながら超高解像を実現し、F0.95でありながら重量が500gという耳を疑うようなスペックを持っています。
これもやはりマイクロフォーサーズだから可能な芸当でしょう。

フィールドで風景を撮影するときに、最も重要なのは身軽さです。
身軽さを実現しながら画質も追及する必要があり、その無理な要求を両立し叶えてくれるのがマイクロフォーサーズという規格です。
時に断崖の上に立ったり、崖につかまったまま片手で撮影したり、そのような特殊な状況での経験を積めば積むほど、身軽に撮影できることの大切さを知るでしょう。

この日は昼から天候がかなり荒れ気味になったため、早めにホテルに戻りました。
もちろん地元のスーパーで晩御飯を仕入れました。
見たことのない物を売っていたり、地元のスーパーは地域文化の展示室のようなものです。お弁当の味付けなども地元の特徴が出ていて、地元のスーパーは旅のベテランにお勧めするテーマパークですね。

[ 続く ]

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8

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