オーガファームのこれまで

オーガファームという就労継続支援A型の福祉事業所を運営しています2014年2月26日に設立しました。

もともとは、ある上場企業のコンサルというか業務委託というか、
お手伝いをしていたときに、その会社の代表から、なにかCSR的な事業をしたいんだという話があって、

そのとき僕は、就労継続支援B型を行うNPO法人の理事をしていて、多少福祉事業所の知識があったので、同じB型をやるのも面白くないのでそのNPOの代表とも相談して、A型事業所を提案しました。

それでやることになったんですが、代表やれる人がいないので、とりあえず榊原くんがやっといてと言われ、そこからが始まりです。

許認可事業なので、申請が大変でした。。人材募集から事務所探しから備品揃えたり当然すべての業務をかたっぱしから行って、それはそれは苦労しましたが、そんなものは今思えば大した問題ではないぐらいのことでした。。


ある日、親会社のいろんな疑義が生じてというか、たしか粉飾決算だったと思います、そんな状況になったんで、資本金500万円の株式を600万円で買い取りました。で、結局腰掛けでスタートした社長でしたが、自分ごととなってオーガファームをやることになりました。

きっかけはそんなところです。
それで、運営する上で福祉業界のいろんな闇に出くわして、ぞわぞわしてきて、どんどんオーガファームにのめり込んで行きました。

約9年前に設立した株式会社オーガファームですが、就労継続支援A型という事業を行なっています。障がいを持った人たちと雇用契約を結び、農業やお弁当、清掃などの事業を行ってそこで出た利益から給料を支払い、オーガファームは障がい者をケアすることへの給付金をもらって運営します。

障がい者が来てくれさえすれば福祉の事業では利益が出ますが、弁当や農業、掃除などの就労支援の事業で利益を出さないと障がい者に給料が払えないということになります。

しかし、就労支援事業で利益を出せずに、国から支給される給付金の中から障がい者へ支払う給料を捻出している事業所が多くあります。コレ自体は、国が望むものではありませんが、そこに障がい者の人たちが集まっているということは少なくとも需要があって、助かっている人はいるということなので、僕はまあ、あってもいいのかなぁと思います。

でもそれは僕じゃなくてもできるので、オーガファームでは、事業で利益を出してそこから障がい者の給料を捻出し、成果に応じて給料に差もつけて、あたりまえのことをあたりまえにやる事業所を作りたいと思いました。それでいて、誰でもできる作業内容にして事業を行っていくというなかなかの難題を日々解決していく努力をしています。

事業は現在、農業、配達弁当、ハウスクリーニング、ベーグル専門店を行っています。農業は赤字ですが、お弁当は1日1000食程度まで販売できるまでに成長し、清掃事業は地元の不動産屋さんに仕事をもらって利益が出るようになりました。

9年やっているのでさすがに就労継続支援A型のキモ的なものは理解できてきて、ある程度安定してきたので、昨年、1億の借り入れを行い、いくつか事業所を増やして同じモデルを他の地域でも行えるかどうかテストしたり、計画したりしています。

こんな感じで日々楽しく仕事をしています。

これから福祉事業所の色々や今進行中のプロジェクトなどを投稿できたらと思っています。

よろしくお願いします。

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