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オッサンの大冒険はまだまだ続きます!

学生時代は世界中を歩き回った。
訪れた国は全部で50カ国くらいかな、とても数えきれない。
お陰で素敵な経験をしましたし、しょーもない経験もしました。


「安さこそ男の美学だ!」
これが学生時代の僕のキャッチフレーズであり、貧乏大冒険の始まりであった。極力お金を使わず、移動は専らヒッチハイクか格安のバス。
お金はなかったけど、時間はたっぷりあったな。


社会人になり、結婚もして子供も授かった。
幸せな時間を得た代わりに、しょーもない冒険の機会を失うことになりましたが、それでも忙しい日々の中、学生時代からの冒険心だけは燃え続けている。


2010年に大きな転機が来た。
単身赴任生活をすることになったからです。
今度は家族から離れて暮らす寂しさと引き換えに、新たな冒険をスタートする機会を得ました。


「安さこそ男の美学だ!」


僕のキャッチフレーズは健在。
しょーもない貧乏大冒険の再開です。


休日、自宅に帰省しない時に限っての冒険。
アイテムは路線バスと青春18切符が中心。青春とは名ばかりで、中年でも購入可能だから頼もしい。だから青春なんて枕詞をそろそろ更新して欲しいものです。「中年切符」や「貧乏切符」だと生々しいので、思い切って「人生切符」と言うのはどうなのか。


赴任先を拠点として限界点を見出す。これが僕の冒険テーマとなりました。
小倉から在来線を乗り継いで、日帰りが可能な限界地点を探索したり、名古屋や東京からも同じ試みをしてみました。


今回はコロナ前に試みたオッサンの冒険について記事にしてみようと思います。在来線ではなく、夜行列車と夜行バスを使って身体へのダメージを比較した経験について語ってみます。


冒険テーマ:夜行列車と夜行バスが与える身体への影響
アイテム:寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸(ノビノビ座席)」
    :夜行バス「ドリームスリーパー」
区間:大阪→東京→大阪

プライマリエンドポイント:疲労度
セカンダリーエンドポイント:コスパ、客層


大阪駅からサンライズ出雲・瀬戸のノビノビ座席に乗車し東京駅まで。ノビノビ座席はごろ寝ができる最高であり最低の空間です。寝台特急だと言うのに寝台券はたったの530円と超格安。


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早朝7時過ぎに東京駅に着くので、サウナで身体を十分に癒した後、東京散策をして帰路の支度ができる。夜は池袋西口から出発する寝台バス「ドリームスリーパー」に乗り込んで大阪へと戻るのです。そして翌日は通常の仕事に戻る身体を駆使した過酷な中年の大冒険。


深夜0時過ぎ、大阪駅の11番線に堂々とサンライズ号は入線してきます。
ほぼ手ぶらの中年が、勢い良くノビノビ座席へと乗り込む姿は、どうにも絵になりません。サンライズ号、確かに普段の在来線と違いゴージャスなのですが、ノビノビ座席だけは異空間。どうでも良い空間なのかも知れません。


ラウンジやシャワー室は人で溢れ返っていたので、そそくさと車両観察を切り上げノビノビ座席へと送還されることになりました。中年の自動送還システムが機能したのでしょうか?


感想。
酔ったオッサンの話声とイビキでなかなか寝れない。
背中とケツが異常に痛くて、寝返りを打つこと数百回。
客層は男女半々で比較的若い乗客が多いが、中年はほぼ飲酒している。


結論。
個室の寝台を予約すべし。
疲労感全開です。


東京に着いてからはサウナで汗を流し、深い眠りに着いた。
気づいたら夕方近くなっていた。
小腹が空いたので、池袋にある馴染みの居酒屋で腹ごしらえをして、帰路に着く準備をしました。朝の疲労感はすっかり解消していた。


池袋駅西口にある所定のバス乗り場で待つこと5分、途轍もない豪華なバスが入ってきました。普段の路線バス愛用者からすると、まさにドリーム号です。第一印象は素晴らしく良かった。


バスの中は11の完全個室に区切られており、プライバシーが完璧に確保できます。だから、往路のノビノビ座席とは全く違う環境なので、期待値大でした。


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でも、部屋に入るとすぐに気づいたことがありました。
シートがフルフラットにならない。軽く傾斜がついた介護用のベッドみたいで、ちょっと心配。今朝痛め付けられた背中とケツ、果たして大阪まで持つのだろうかと。


持たなかった。とってもあっさり。


発車して都内を抜けるまでは大丈夫でしたが、それ以降は再燃。
往路のノビノビ座席の影響が大きいのでしょう。
ドリームスリーパーから冒険を始めていたら、きっと別の結果だったのかも知れませんね。


感想。
静かです。その分快適なのでしょう。
シートが平らにならないのですが、しっかりクッション性は感じます。
客層は男性が多い。ほぼビジネスマンだと思われますが、女性にもオススメできますね。完全個室ですので安全は担保されます。


結論。
大阪まではそれなりに睡眠時間は確保できました。
寝台特急と連続して使用することは避けた方が良いです。
連続使用するのであれば、寝台列車も個室を予約してベッドを確保することが条件でしょう。


コスパは同程度。
バスの方が楽ですが、寝台特急で個室を確保できたら話は別。
でもコスト的にどうなのでしょうか?


「安さこそ男の美学!」からすると、両方とも未達です。
しかし、身体への影響を鑑みると、ノビノビ座席は無い。


今回は土日を使っての冒険でしたので、月曜日は死にました。
平日に余裕を持って冒険することも大事な要因でしょう。


まだまだ単身赴任が続きそうです。
と言うことは、中年の大冒険はまだまだ続きます。


最後まで読み進めて頂きありがとうございました。
素敵な秋の季節がやって参りました。しっかり堪能しましょう。🍁


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