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疲れた社員を復活させる魔法

もう直ぐお盆休み。
新入社員や春の人事異動で新しく加わった社員にそろそろ疲れが見える時期です。こんな時、あなたはどんな手を差し伸べていますか?


仕事を抱え過ぎていっぱいいっぱいになっている社員。
なぜ彼らはこんなにも苦しんでいるのか。一度考えてみませんか。


上司や周りの先輩たちがついついやりがちなこと。
「他の人に振れる仕事はある?」と本人に聞いてしまうこと。


これはダメです。
なぜなら彼らが苦しんでいるのは、他人に仕事を振れない、断れない、他人への配慮が強い性格である可能性が高いからだと言います。


仮に彼らの仕事を減らすことが出来たとしても、彼らが救われることはありません。また、口頭でのやりとりは、上司や周りの先輩社員にも、良い人でありたいと言う感情が働いてしまい、返って真意を引き出せないことがあります。


また、他者からの感謝も含めて、頑張っている仕事量を労ってしまうことも良くありません。


「君がいてくれて、この部署のみんなが助かっている」
「君が○○さんの分まで頑張ってくれて感謝しているよ」


仕事が増えていっぱいいっぱいになっている社員へ言ってしまいがちな一言です。


他人よりも多くの仕事量を抱えていることが当たり前だと勘違いしている可能性があります。その上で、そこを褒められることで、今の現状は正しいものだと思い込まざるを得なくなります。(頑張り過ぎてしまう)


その先に何があるのか。
このような方が陥り安いのはメンタル不調です。
沢山見てきました。


また、褒めるときは他人を通して言うと効果は2倍と聞きますが、これは返って逆効果です。とても意外ですが、メンタル不調になってしまう可能性も2倍になりますので要注意です。解決方法は最後にお示しします。


正当化されやすい3項目
✅ 誰かの役に立っている
✅ 周囲から感謝されるべき状況
✅ 上司が評価している


また、本人からの「辛い」と言う相談や、自己申告を待ってしまうこともダメですし、飲みに誘い出して解決させようと促すことも得策では無いと言います。


では、どうすべきなのか。
実に簡単な方法があります。


仕事を「他人軸」「自分軸」に仕分けしてもらうことです。
自分の抱えている仕事を仕分けた上で「他人軸」の仕事を減らしてあげることが極めて重要になります。「他人軸」の仕事が減ればストレスが減ります。


魔法の手順
①仕事をリスト化してもらう
②他者配慮の仕事なのか、やりたい仕事なのか仕分けしてもらう
③このリストを参考に今後の配分指針を作る


「あなたは自分自身のパフォーマンスを上げることに集中してほしい」🌻


たったこれだけで良いのです。


僕は疲れた時はいつも飲みに誘われて来ました。確かにその場は癒えるのですが、同僚の中には「そんな時間があれば休みたい」と訴える方もいました。必ずしものミュニケーションが得策とは限りません。


僕が社会人になった30年前と比べて、働く環境だけでなく、考え方自体も変わりました。楽しく健康で働くことができれば良いのですが、ほんの少しの工夫で大きく結果が違うことを実感しています。


うつむいて地面を見つめ、歯を食いしばっている人の存在に気づき、沈黙している彼らを何としても拾い上げてあげて下さい。



最後まで読み進めて頂きありがとうございました。
活気ある日々が戻ってくることを期待しています。🌱


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