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昔のままの街並みがとっても嬉しい

大阪からサンダバードと北陸新幹線を乗り継いで4時間と少し。ここに降り立ったのは実に8年ぶりだ。独特の駅舎は昔のままで、少しタイムスリップでもしたのかと錯覚してしまうほど心地が良い。


8年前は月に何度か訪れていた街、上越高田。常宿にしていたホテルの名前は変わっていますが、街の雰囲気やお店は以前と変わらない。焼き鳥屋の親父は元気にしているのかな。昔交わした話をふと思い出します。


仕事とは言え久々の訪問。しかも、この日は51回目の誕生日でもありました。ここで同僚と2泊することになったのですが、幸い夜は時短営業ではないらしい。


「誕生日おめでとうございます!」


同僚と二人っきりの居酒屋。
「居酒屋で飲むお酒ってどのくらいぶりなんでしょうか」と同僚が呟く。


居酒屋でお酒を嗜む。ごく当たり前の風景ですが、久々すぎて思い出せないくらい。同僚と居酒屋でお酒を交わすのは、恐らく今年初めてでした。


パソコン越しでは毎日のように顔を合わしているのに、実際に会うこと自体も久しぶりなのです。


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誕生日祝いとして注文してくれたお刺身盛り。直江津近海で獲れた新鮮な魚を8年ぶりに味わいましたが、昔のままでやっぱり美味しい。地元の日本酒とバッチリ合います。


「吟田川(ちびたがわ)」

1783年創業の酒蔵で、一本一本に全身全霊を傾けて作る酒には一切のブレンドは許さない。だから絶対に失敗は許されないと言う。品評会には全くこだわらず、自分が求める酒造りを目指す志には、当時から惹かれ続けている。


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泊まり慣れていたホテルも、あれから8年が経過している。そのせいか少し老朽化したと感じるのは仕方ない。フロントにいる男性スタッフも確かに見覚えがある。皆んな頑張っているんだ。


通された部屋も体が覚えていた。このホテルは朝になると、遠くに見える山間から登る朝日が信じられないくらい眩しいので、先ずはカーテンを入念に閉める癖がついている。


同僚のお陰で、どうにかひとりぼっちの誕生日は回避できました。久しぶりに訪れた上越高田で味わう51回目の誕生日は、昔と変わらない穏やかな街並みと相まって、当時から抱いている「志」をもう一度貫いてやろうと決意出来た日となりました。


ほろ酔いのせいもあり、知らないうちに深い眠りに落ちていった。


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最後まで読み進めて頂きありがとうございました。
元気で明るい日が訪れることを期待しています。🌱


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