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パネル調査(12月)集計結果

 シングルマザー調査プロジェクトは、「新型コロナウイルスの影響によるシングルマザーの就労・⽣活調査(毎⽉パネル調査)」の12月分集計結果を公表しました。8月に開始したパネル調査では、毎月約500名を対象にアンケート調査を行っています。今回の集計結果は、11月の仕事や収入、家計の状況に関して伺った12月調査を集計したものです。

1. 仕事や収入、養育費
 就労率は引き続き高いものの、会社指示による休業・待機・出勤制限は、約2割を占めています。コロナ拡大前に比べて就労収入が減少した人の割合は4〜5割を占め、就労収入額(平均)は、約14〜15万円。養育費は受け取っていないという回答が7割。養育費が支払われている人の平均額は約4〜5万円、東京は戻りつつあるものの、東京以外は引き続き減少傾向でした。

<質問> あなたは11月中に収入をともなうお仕事をしましたか。 


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<質問> 仕事をした場合
11月中にあなたが体験した仕事上の出来事についてお聞きします。2つ以上の仕事をしていた人は、すべての仕事の出来事について、当てはまるものがあるかどうか教えてください。

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<質問> 就労収入はいかがでしたか。

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<質問> 11月中に入ってきた就労収入はいくらでしたか。ボーナスや臨時収入も含めて教えてください。(10⽉分の給与が11⽉に⽀払われる場合は11⽉中に⼊った就労収⼊になります。)2つ以上の仕事をしていた人はすべての収入を合計してください。※税込み(税金や社会保険料が引かれる前)の金額で選んでください。

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<質問> 11月中に子どもの父親から入ってきた養育費はいくらでしたか。

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2. 支出の状況
 経済的な理由で家族が買えなかったものがあったのは、子どもの服や靴が65-70%と引き続き高い状況です。食料(肉・魚)(野菜)、子どもの玩具・文具・学用品を買えなかった人の割合が45-55%と約半数。さらに、食料(米などの主食)が買えなかった人の割合が30-35%を占めています。

<質問> 11⽉中の暮らしを振り返って、経済的な理由で、家族が必要とする⾷料や⾐料などが買えないことがありましたか。

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<質問> 11月中に支払わなければならない下記の費目について、支払いはできましたか 。

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3. 児童手当も児童扶養手当も支給されない12月

 今回の調査では、2019年から12⽉は児童⼿当と児童扶養⼿当がどちらも⽀給されない⽉になったことを受け、その影響も聞きました。(質問では「今年から」と誤って記載しましたが正しくは2019年からです。)手当が支給されない月は、支給される月と比べて、暮らしに「影響がある」が東京77.1%、東京以外69.7%と、回答者の7〜8割が影響があると答えています。

<質問> 今年から12⽉は児童⼿当と児童扶養⼿当がどちらも⽀給されない⽉になりました。⼿当が⽀給されない⽉は、⽀給される⽉と⽐べて、あなたの暮らしに影響がありますか。

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