Singha Beer Meets タイレストラン《タイ居酒屋イサーンサコンナコン編》
タイレストランで美味しい料理を求めて春夏秋冬。
2023年の始まりにふさわしいタイ料理店を今日も行く。
今回訪れたのは、東京都墨田区江東橋にあるディープなタイ料理店「タイ居酒屋イサーンサコンナコン」さん。
錦糸町はタイ料理をはじめ多国籍のお店が立ち並ぶ面白い街だ。駅から徒歩4分で到着。北風の吹き荒ぶ中、スパイシーなタイ料理で身体を温めたい。
今回もディープなタイを堪能できそうな雰囲気だ。さてお店へ入ってみよう。
きた!これはもうディープな系統のタイ料理店だ!
足を踏み入れたらいっきに引き込まれた店内空間にキョロキョロしていると、
春の陽気のような笑顔で「いらっしゃいませ」と出迎えてくれたのは、店長のユリさん。このお店の店長でありシェフでもある。
こちらのお店サコンナコンでは、メニューにない料理もリクエストできるそうで、「おすすめ料理の3品をお願いします」と完全にお任せコースにすることにした。
こういう料理の楽しみ方も乙である。
ユリさん「辛いのは大丈夫ですか?パクチーは大丈夫?」
好みを伝えると丁寧に対応してくれる。
親戚の家に来たようなアットホームな雰囲気な気持ちになる。
さて、今回のおすすめの3品を紹介しよう。
1 和牛タンの日干し揚げ
2 イサーン式発酵魚の揚げ物
3 牛筋のイサーン式スパイシースープ
一品目「和牛タンの日干し揚げ」いただきます!
ほのかな甘みを感じる軽やかなシンハービールで喉を潤したら準備万端。
メニュー名をタイ語にすると「リンヌアイープンデートディォウ」だそう。
この料理は日本のタイ料理店ではなかなかお目にかからない珍しい一品である。
ここサコンナコンでは、店長ユリさんの出身であるタイの東北イサーン地方サコンナコン県の名物料理が数多くメニューになっているそう。つまりタイの郷土料理を数多く味わえる貴重なお店なのだ。
この「和牛タンの日干し揚げ」は、牛タンの旨味をギュッと閉じ込めたジャーキーのような噛みごたえ。油で揚げることでコクが増して、噛めば噛むほど旨味が溢れ出すビールにぴったりの一品。まさに鉄板。しかもボリューム満点で大満足。
お次は、二品目「イサーン式発酵魚の揚げ物」をいただきます!
発酵魚の揚げ物はタイ語で「プラーソムトード」という。こちらの料理もイサーン地方の伝統的な調理法と味付けを守った、サコンナコン自慢のおすすめ料理。
プラーサワーイと呼ばれるナマズの一種の魚を炊いたもち米に漬けこんで発酵させた料理。ユリさんが魚の仕入れを行い、メコン川で採れる新鮮な魚を使用することで美味しさにこだわっているそう。こちらもまた他のタイ料理店ではなかなか見かけないメニューだ。
店長ユリさんが、発酵中の工程を見せてくれた。
切り身がピンクで艶々していて美しい。
もち米を使ってじっくりと発酵させた肉厚の魚の切り身を揚げることで、脂身トロトロのお肉のような食感、酸味と旨味が口の中で広がり衝撃的な美味さだ。
シンハービールにぴったり!
最後に、三品目「牛筋のイサーン式スパイシースープ」いただきます!
「牛筋のイサーン式スパイシースープ」はタイ語で「トムセーップエンヌア」という。セーップはイサーン語で美味しいという意味だそう。
ハーブがたっぷりと入っているのが特徴の一品だ。スープの中にびっくりするくらい牛筋がゴロゴロ入っていて鍋料理のようなボリューム感。
寒い冬に頂くあつあつピリ辛スープは最高だ。
シンハービールを流し込めば、心も身体も幸せに。お腹いっぱい。
ここサコンナコンでしか食べられないメニューに感動体験をしたのであった。
さて、お腹も心も満たされたところで、今日のお店タイ居酒屋イサーンサコンナコンさんの美味しいストーリーをお話しよう。
イサーン地方のサコンナコン県出身の店長ユリさん。日本に来て30年になるそう。自分のお店をもちたいと、ここ錦糸町でタイ料理店を開いて5年を迎えた。
日本の故郷の味があるように、タイにもそれぞれの故郷の味がある。
ここサコンナコンのお料理は、もちろん異国の料理ではあるのだが、どこか親戚の集まりで気の知れた人たちと食べて飲んで和気藹々と過ごす時間のように、
くつろいだ気持ちを感じられたのは、故郷を大事に思うユリさんの気持ちがこのお店や料理に溢れているからだろうと納得したのであった。本当に美味しかった。
今日も素敵な出会いに、祝杯を。
ごちそうさまでした!
ありがとう、タイ居酒屋イサーンサコンナコンさん。
ありがとう、シンハービール。
今年も、シンハービールはみなさんの「美味しい!」のために素敵なタイ料理を求めていきます。お楽しみに!
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