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【がん検診】トランスジェンダー男性の子宮頸がん検診は?

The Royal Children's Hospital Melbourneのシャーロット先生の外来見学をしていたときに、ふと質問しました。

オーストラリアでは、トランスジェンダー男性の子宮頸がん検診って、どうしてる?

オーストラリアは、男女関係なくHPVワクチンを子供のときに摂取していて、
子宮頸癌のがん検診は少ないね。

そもそも子宮頸がん患者さんは、かなり減ったね。

25歳になったら、HPV自己採取をして、HPV陽性であれば病院にくる感じ。

外陰部はパーソナルな部分だから、内診はあまりしないね。
みんな自己採取だね。

日本ってなんでそんなに婦人科診察するの?

https://www.health.gov.au/self-collection-for-the-cervical-screening-test

(Australian Government Department of Health and Aged Careのページを引用)

ココ↑に書いてありますが。和訳します。
ちなみに自己採取は簡単だよ!の動画つきなので、みてみてください。


■子宮頸部スクリーニングの自己採取検査の対象者は?

  • 25歳から74歳までの人

  • 何らかの性的接触をしたことがある

  • 女性/子宮頸部のある人 etc…

■下記の人も、子宮頸部スクリーニング検査を受ける必要があります。

  • HPVワクチンを受けたことがある

  • 現在性的に活動的ではない、またはもう性的活動を行っていない

  • 長い間同じパートナーと付き合っていた、またはパートナーが一人しかいなかった

  • 同性愛者、レズビアン、またはバイセクシュアルである

  • トランスジェンダーまたは子宮頸部を持つノンバイナリーである etc….


オーストラリアは、HPVワクチンを全員摂取しており、子宮頸部がある人は、25歳になったらHPVを自己採取。


オーストラリア政府公認の健康事業のwebサイトにも、
トランスジェンダーも受けてね!と書いてあるのは、安心ですね。



日本で、HPV自己採取検査可能クリニックは?
トランスジェンダーも、もちろんウェルカムです。
自費HPVワクチンもあります。

①【東京・上野御徒町】
パーソナルヘルスクリニック

②【大阪・天満】
いだてんクリニック



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