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【メモ】ADHD患者にとって抗アンドロゲン薬のスピロノラクトン内服はよくないのか?

抗アンドロゲン薬(男性ホルモンを抑える薬)のスピロノラクトンは
ADHD患者に悪い影響を及ぼすのですか?

質問がありました。
Redditで患者さんがそのような投稿を見たそうです。

色々調べたのですが、
ADHD症状悪化とスピロノラクトンの関係性をつなげる論文は、見つけられませんでした。

確かに、抗アンドロゲン薬(男性ホルモンを抑える)スピロノラクトン内服後に体調不良になった方には数名出会ったことがあります。

血圧の低下に伴う気分不良なのか…..?と思っていました。


根拠はないのですが、
ADHD患者さんの症状が悪化した理由を考えてみます。

①電解質の不均衡:スピロノラクトンに伴うカリウム値ア上昇により、電解質のバランスがくずれ、認知機能や気分に影響を及ぼした?
②ホルモン作用:スピロノラクトンによって男性ホルモン濃度が抑えられ、気分や行動に影響を及ぼした?


対面診察をしていく中で、
患者さんの訴えから学ぶことは非常に多いな、と日々思います。

本だけでは学べないことがある。
診察せずにはわからないことがある。

患者さんの話をじっくりと聞く、対話する。
わからないことは調べて、次回につなげる。

本日は自分のメモのためにnoteを書きました。

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