デカくて美味い!茨城県産のメヒカリ
毎日、様々な種類のお魚を、美味しくいただいている我が家。
しかし、実は宮城県をはじめ多くの地域では、水産資源保護のため、夏の間(おもに7月~8月)を「底引き網漁の禁漁期間」としている。
9月1日に底引き網漁が解禁されて以降、スーパーの鮮魚売り場には、鮮魚の種類が増えた。
その中に、しばらくご無沙汰していたメヒカリがあった。
干物ではない。獲れたてピチピチのやつ。
しかも、茨城県産。
いわゆる「常磐もの」である。
禁漁期間明けの「初物」ゆえに、お値段は家計的にはお手頃とは言えなかった。でも、買えない値段ではない。何より、ちょっとビックリするレベルの大きさで、見るからに美味しそう。
初物は、縁起がいいと昔から聞く。
美味しいもん食べて長生きできるんなら安いもんだわと購入して帰宅した。
となれば当然、昨夜の晩酌のお供は久しぶりのメヒカリ唐揚げである。
メヒカリは、魚をさばくのが得意でなくても簡単に下処理出来るのが嬉しい。
包丁の先でウロコをこそげ落とし、腹に切れ目を入れてワタを取る。小さなメヒカリならこれだけで良いけれど、今回のは長さ15センチ超、胴部は大人の親指よりもはるかに太いビッグメヒカリである。火の通りを良くするために、背にも包丁で2ミリほど切込を入れる。
ここまで下処理出来たら、あとは粉をまぶして揚げるだけ。下処理済のメヒカリをさっと洗ってキッチンペーパーで水気をふき取り、大さじ2杯ほどの片栗粉とともにビニール袋へ。塩コショウも不要。カシャカシャと袋を振ってメヒカリ全体に片栗粉をまぶし、中温から高温の油で二度揚げすれば出来上がり。
外はサクサク、中はふっくら仕上がったメヒカリの唐揚げは絶品。
夫婦そろって「美味っ!美味っ!」しか声が出ない。
これまでにも美味しいメヒカリをたくさん食べてきたが、ここまで丸々と太ったメヒカリは初めてである。
禁漁期間って、大事なのだなぁ。
元気に育ったメヒカリたちに感謝し、夫婦でゆっくりと、大切に味わった。
野菜は、週末に買ってきた1玉128円のキャベツを毎日美味しく消費中。昨夜は特売の豚肉と一緒に味噌、砂糖、みりん、料理酒各大さじ1と醤油小さじ1を合わせた甘辛いタレで炒め、ちょっと回鍋肉風に。こちらもビールがすすんでたまらない美味しさ。
ごぼうは群馬県産の土付きのものが1本100円台と安かったので、久しぶりに購入。たわしで土をこそげ落として洗い、軽く水にさらしてあく抜きしたら、さっと炒めてみりんと料理酒と醤油で味付け。
きんぴらは、日本酒に合う上にお弁当のおかずにもなるキング・オブ・小鉢料理だと思う(あくまで個人の感想です)。
実は昨日の宮城県内は、各地で高齢者避難指示が出されるほどの豪雨だった。
夕方には雨は上がり、幸い自宅も無事だったが、仙台市内は中心部でも冠水被害があったようである。
被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。
今日は晴れているとはいえ、今後の台風も心配なところ。
とはいえ、この雨と台風を乗り切れば、いよいよ秋か。
昨日の雨が上がってから、空気は少し変わった気がする。昨夜は久しぶりに窓を開けての晩酌だった。エアコン不要の夜は何日ぶりか。外は鈴虫の輪唱が賑やかだった。
天気が心配な日々はまだ続きますが、皆様、どうぞ良い秋を。
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