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金華さばの西京焼で日本酒晩酌 そして昨日書いたnoteのこと

 私も夫も相変わらず仕事が忙しく、帰宅時間が読めない毎日。
 ならば週の途中で仕事帰りに買い物せずにすむようにと、先日の買い出しの際はいつもより少し多めに野菜と魚をまとめ買いし、冷蔵あるいは冷凍保存しておいた。
 昨日は買い置きしてあった魚の中から、金華さばの西京漬をグリルで焼いて晩酌のお供にした。表面の西京味噌をさっと洗い流してキッチンペーパーで拭き取ってからグリルに入れ、焦げないよう注意しながら中火でじっくり火を通す。
 その間に、ひと玉まるごと買っておいた大きなキャベツを1/6玉分ほどたっぷり刻み、はんぺんと卵と和えてフライパンで両面こんがりと焼く。お好み焼き風のこのおかずはサカキシンイチロウさんがnoteに書かれてたレシピを参考にしたもの。
 魚が焼き上がり、夫がレンジで温めてくれた出来合いのチキン南蛮も並べれば、いつもの我が家のおうち居酒屋である。

昨夜の晩酌風景
金華さばの西京焼き

 しっかりと味の染みた西京焼きが美味しい。さすが金華サバ。ぎゅっと締まった身はそれでも肉厚で、噛むほどにサバの旨味が口の中に広がる。

 日本酒は、夫が仕事帰りに買ってきてくれた新澤醸造店さんの「あたごのまつ」のにごり酒。
 宮城県大崎市の新澤酒造店さんは、私も夫も以前からのお気に入りの酒蔵の一つである。「伯楽星」や「あたごのまつ」は、これまでに何度も美味しく頂いている。


宮城県大崎市 新澤醸造店さんの
「あたごのまつ」純米吟醸 ささら おりがらみ生酒
「究極の食中酒」とのキャッチコピーに偽りなしの美味しさ


 でも、美味しいお酒は他にもたくさんある中、昨日こちらの酒蔵さんのお酒を夫が選んだ気持ちは、なんとなく分かった。

 「やっぱり、今は伯楽星さん(我が家では新澤醸造店さんを勝手にこう呼んでいる)のお酒を買っちゃうよね。」
 「あ、ニュース見た?」
 「見たー!」

 この日のニュースでは、新澤醸造店さんが、石川県能登町にある数馬酒造店から回収した日本酒のもととなる「もろみ」を清酒にする仕上げの工程を代わりに行い、瓶詰め作業が行われたことが報じられていた。


 「他の酒蔵さんも、たくさん協力してるんだろうけどね。」
 「んだ。他の酒蔵さんにも感謝だね。」

 夫とともに頷き合う。


 今回の能登半島地震の後、日本酒好きの方々が、各酒蔵の安否が確認出来るとすぐに(復旧作業や現地の方々の迷惑にならぬよう)それぞれの地元で積極的に被災地の品々を購入し、美味しいものの情報を積極的に拡散し、募金という形で支援している様子をたくさん目にする。
 自分も夫もその中の一人ではあるのだが、身近な友人でも、またnoteを見ていても、そんなふうに行動している人が本当に多い。
 実際、仙台市内の酒店でも北陸応援フェアが実施されているし、先日noteにも書いた酒店を後日再訪したところ石川県のお酒は完売していた。

 「見せましょう、酒好きの底力を!」

 東日本大震災の時の楽天ゴールデンイーグルス 嶋基宏選手(現 東京ヤクルトスワローズ  ヘッド兼バッテリーコーチ)の名言にかけて、夫が言う。
 私も同感である。

 好きなものを守りたいと思う気持ちがあれば、頑張れる。

 これからも、呑み過ぎに注意しながらではあるけれど、美味しい日本酒をいただく日々が続くよう、あるいはそんな日々が戻るよう、しっかり働いて暮らしてゆきたいと思う。



 ちなみに昨夜は、夫婦でDVDを視聴しながらの晩酌だった。
 見ていたのは、『俺たち文化系プロレスDDT』である。


 「この時の後楽園ホール大会の坂口選手が凄いんだよ。
 『なんかあったら俺が行く!』みたいな雰囲気で、入口のところにずっと立ってんの。
 すげーカッコいいんだよ。」

 この映画が作られた2015年当時はまだDDTファンになっていなかった私に、そう言って、夫が見せてくれたもの。
 二人で泣き笑いしつつ鑑賞した後、

 「今日のnote、坂口選手も読んでくれるといいね」

 夫がそう言う。
 昨日のnoteで、私は坂口選手への思いを書いていた。


 「読んでくれたら嬉しいけど、無理だと思う。坂口選手、noteやってないし。」

 坂口選手がXではアカウントを持っていて度々ポストしているのは知っていたが、私はすでにXを止めている。
 自分のnoteをシェアすることが出来ない以上、noteを見ていない坂口選手本人の目に留まる可能性は低いだろう。

 「じゃあ俺がシェアする。」

 そう言って、夫は私のnoteを自分のアカウントでシェアしてくれた。


(うちの夫は会社勤めの傍らIkasama宗教という名義で30年程活動しているミュージシャンです)


 そして、今朝。

 「しーちゃん!(夫は私をこう呼ぶ)凄いことが起きたよ!」

 目覚まし時計は鳴ったもののまだ半分眠っているような妻に、夫がスマホを差し出した。
 その画面を見て、私は飛び起きた。
 

夫の投稿に、坂口選手ご本人からのコメントが


 note、書いて良かった。

 そして、うちの夫は最高だ。大好き。


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