10月の振り返り(雑記)
10月は、晩酌での美味しい魚の他にも、noteに残しておきたいと思うような心に残る出来事がいろいろあった。
記事として書き上げるには至っていない、エッセイとは呼べないメモ状態の下書きだけれど、自分自身の備忘録として、ここで一気に公開させていただきたい。
1.プロレス
【みちのくプロレス】2023.10.15岩手・矢巾大会
サムライTVにて観戦。
プロレスを観戦しながら、「どうか、もう返さないで」と、応援している選手に対してそんなことを願ったのは、多分、初めてのことだった。
勝って欲しいという思いを、生きて欲しいと願う気持ちが上回ってしまった。
そんな感傷は、命がけで闘っているレスラーに対して失礼。プロレスファン失格なのかもしれない。けれど、心から、そう思ってしまった。
それが、みちのくプロレスの2023.10.15岩手・矢巾大会のフジタ“Jr”ハヤト選手と髙橋ヒロム選手のシングルマッチだった。
フジタ“Jr”ハヤト選手が闘病中だから肩入れしてしまうのか?髙橋ヒロム選手との対戦が決まるまでのやり取りをリアルタイムで見てきたから感情が高ぶってしまうのか?いろんなことを自問自答してしまったのも事実だけれど、そんな自問自答も吹き飛ばすくらいにリング上の闘いが壮絶だった。
現地観戦出来なかったのは残念だけれど、サムライTVでリアルタイムで試合観戦出来て良かった。生きてて良かったと思えるレベル。そして、生きててくれてありがとう、と、心から思った試合だった。
現時点では今年のベストバウト。
2.プロ野球
【クライマックスシリーズファーストステージ第3戦 2023.10.16 ZOZOマリンスタジアム/千葉】
ロッテ4×―3ソフトバンク
この記事の中で触れられている2006年のクライマックスシリーズ第2戦、私は札幌ドームで観戦していた。しかも、ソフトバンク側のベンチのほぼ真上に当たる場所の前から2列目という席で。
その日のソフトバンクの斉藤和巳投手のピッチングが凄すぎて「打てる気がしねぇ」「延長戦になったらピッチャー変わるよね?」と周囲のファイターズファンと話しながら観戦していたところで、あの稲葉選手の二塁内野安打。
悲鳴に近い大歓声。
スタンドは、みんなもう狂喜乱舞の大騒ぎ。
そんな大歓声が少し収まった時だった。
「あれ、斉藤和巳・・・」
誰かが口にした。
あの時、試合終了から、どれくらい時間が経っていたのか。
数秒、ではなく、数分だったと思う。
マウンドには、うずくまったままの斉藤和巳投手の姿があった。
カブレラ選手とズレータ選手が近づいていった。二人に両脇を抱えられるようにしてベンチに下がってくる斉藤投手の姿に、自然と拍手が沸き起こったのを覚えている。
あの拍手は、ファイターズファンも皆、勝利の喜びではなく斉藤投手への敬意を込めての拍手だったと思う。
もちろん、自分自身も含めて。(あの時は、私だけでなく周囲のファイターズファンにも貰い泣きしている人が何人もいた。)
どんなに良いピッチングをしても、投げているイニングの間に点を取ってもらえなければ、勝ちは付かない。
どんなに長いイニング投げ続けて良いピッチングを続けていても、最後に逆転されてしまえば負けの責任がのしかかる。
ピッチャーとは、エースとは、そういうポジションなんだ。
そんな、野球ファンならば当たり前のように持っている筈の共通認識に今更のように気付かされたのが、あの日の試合だった。
【オリックス対千葉ロッテ パーソル CS パ ファイナルステージ第4回戦 2023.10.21 京セラドーム大阪】
オリックス3―2千葉ロッテ
ロッテのベンチには吉井理人監督と金子誠コーチ、オリックスのベンチには中嶋聡監督と小谷野栄一コーチ。どっちを見ても実質ファイターズに思えてしまい、両方応援しながらテレビ観戦していたファイナルステージ。
テレビの前でワクワクドキドキするような名勝負の連続だった。
来年こそは我らが北海道日本ハムファイターズに優勝して欲しい。
けれど、オリックスもロッテも凄いチームだとあらためて実感。
いや、うちだって新庄監督を中心に伸び盛りでチームの一体感は抜群だし昨年のマツゴーに続いて今シーズンは万波が覚醒したし、来シーズンは期待十分だ。
あとは、ダルさんと大谷君が戻ってきてくれたら(妄想)
野球は、楽しい。
3.温泉からの滝と、鮎の塩焼き
2023.10.29
宮城・蔵王町の鎌倉温泉に日帰り入浴に出かけた帰り、夫が滝を案内してくれた。
景色も綺麗だったが、山道を歩いた後の鮎の塩焼きが最高だった。
4.振り返って思うこと
悲しい出来事や、やりきれない思いにとらわれるような出来事もいろいろあった10月。
でも、何があろうと生きている間は食べていかなきゃならないし、美味しく元気に食べて生きるために働かなきゃならない。
働かないで暮らせたらいいのにと思った事も過去にはあったけれど、今は、健康で生きるためにも働いていた方が良いのだと実感している。
それは、もう、腹立たしいほどにリアルな実感だ。
働こう。
働いて、自分で稼いだお金できちんとごはんを食べて、生きよう。
しっかりと。
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