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駐妻敗退

2019年の終わりとともに、約4年の海外生活を終えて日本へと帰国しました。
前回noteを更新したのが6月で、そこから半年間はとてつもなく振れ幅の激しい日々でした。なんてったって、その少し前にはシンガポールで働く目的云々と呟いていたのにもかかわらず、仕事を辞めたどころか生活そのものが変わったのですから。

帰国して早ひと月。
Paypayって何よの浦島さん状態から少しずつ日本での暮らしに馴染んできたのか、ここらで少しこれまでの流れや現状を俯瞰してみようと思った次第です。

ー帰国の経緯ー
帰国したキッカケは次の二点。
私自身のことと、家族のこと。
家族のことは自分でハンドリングできることではないため、前者の私自身のことについて整理してみます。
端的に言えば、海外での主婦生活に限界がきたことから始まり、家族との度重なる話し合いの末に駐妻を敗退させてもらうことになりました。
いつかは予測していた敗退でしたが、驚くほどトントン拍子にコトが進んだので、この今を逃してはダメだとストンと腹に落ちたあの日は忘れません。
酸いも甘いも経験させてくれた駐妻という身分には感謝はあっても恨みはなし。人生の一時期をダンボールテーブル生活から再出発した私には、手から溢れそうなほどの経験があり、人生の朱夏十数年目にして初めて出会う自分自身に圧倒された年月でした。
はたから見れば、何贅沢なことを言うてんねん!と怒られるかもしれません。駐妻信仰の根強い現代社会においては特にそうかもしれません。
夫がいての海外生活だったのに、ただの甘えかもしれません。
海外での生活を総括すると、そこには自分の人生が無いような気がしていました。ここには、自分の人生は流れていない。
これまでの半生、法を犯すこと以外ほぼやってきた私ですが、あっけなく魂がへし折られてしまいました。
いとも簡単に。

ー敗退した今思うことー
しかしながら、、、この度の敗退は、今後の人生で違う景色を見るためのステップだと捉えています。
苦しくて苦しくて逃げ帰ったと言うよりは、戦略的敗退であるためです。苦しかったのは事実。けれど悲観して終わらない、負けから生まれるものはなにか?
実は、ここがポイント。
この戦略のキーとなるのが、【経済的戦略】と【社会復帰戦略】です。
特に【社会復帰戦略】はこれからの生活上、とても重要な立ち位置を締めてくるであろうことから、あらためて別立てて整理する予定です。
日本の居住者となりひと月経過した今思うのは、
日本の満月の綺麗さに感動したのとお水の柔らかさが最高に気持ちいい、ということ。それに尽きます。

ー駐妻から遠距離婚妻へー
さて、今後は日本にベースを置きながら夫の住むシンガポールへ通うデュアルライフが始まります。(デュアルライフ、今だけ言ってみたいだけ)
遠距離婚については、まだまだグーグル先生の中にもヒントになるものが少なく手探りになるでしょう。
でも逆に使命感やワクワク感がわいています。
ニッチなコンテンツだからこそ、既存の概念に縛られず自分らしくしたいように攻めていくぜ!いくぜ、シンガ!といったところでしょうか。

その前に、これから帰国の引越し作業が待ち構えているため近日中に渡星します。
夫と【経済的戦略】についてじっくり練る時間も取りながら、敗退からの第一歩は私のアナザースカイで。

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