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彼氏のキスを拒んだ次の日からLINEの既読がつかなくなった話。

「嫌なことがあったらnoteに書いてしまえ!」というのが最近のわたしです。
友達などに話して発散はしているのですが、文章に起こすとまた自分の考えが整理されていいですね。
つい先日起こったこと・思ったことを書き起こします。

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先日友達といった街コンで、シンプルに「一番かっこいいな。」と思った方と連絡先を交換することができ、その後2人でご飯に行くことができました。
そうなのです。わたし、彼氏が欲しいのです。
しかし、わたしはノンセクシュアルを自認しています。ノンセクシュアルとは「他者に対して性的感情を抱かないセクシャリティ」のことで、詳しくは以下の記事に書いています。

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今まで男の人と手を繋ぐその先ができなかったことで失敗してきました。
そして今回の彼は「これから付き合う方とは事前にその話をしてから付き合う!」と心に誓ってから初めて出会った人でした。

街コンで会ってから次の食事の場ではお酒が入り、お互いの恋愛観など深いところまでオープンに話せたから自分でも驚き。
彼もそのような話を聞きたがってくれましたし、彼も比較的オープンに話してくれるので、話しやすかったのです。

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「前の彼氏は...??」
『2年くらい前に別れました。』
「どれくらい付き合ってたの?」
『その彼に限らず1ヶ月くらいしか続かなくて...』
「なんで別れちゃうの?」
『実は、そういうことができなくて。アセクシャルとかノンセクシャルって分かりますか?』
「あー!知ってる知ってる。そういう人いるよね。」
『わたし、多分それなんです。それでそういうことが面倒で...。』
「いや、実は俺も。最近元カノと別れちゃんだけど、その原因が俺も多分そういうことで。実は、俺も、彼女とはいつもタタなくて、それで行為自体はあんまりなんだよね...。だからわかるよ。」
『ほんとですか...!?!?!?!?』

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わたし、24歳。
彼、32歳。

行為なしでなりたてる恋愛関係がここには存在しているかもしれない。
初めての高揚感でした。
そして彼からの告白で付き合うことになりました。

なのに、なぜでしょうか。
結局、彼の持ってる価値観とわたしの価値観は違いすぎたのです。

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そもそも悪かったのが彼が「次家に行っていい??お笑いのライブDVD見ようよ。」と行ったのを受け入れてしまったことです。
男の人が女の人の家に行きたがるのなんて、そういうことが少なからず頭の隅にあるということは、世の中の相場じゃないですか。
でも、わたしはあの日の食事の時の話のことがあったので彼のことを信用しきってしまっていました。お笑いについても話が盛り上がったし、彼は本気でお笑いのDVDが見たいんだなと思ってしまいました。

でも。

「キスしよ?」「え、無理です。」

の流れが来てしまったのです。

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次の日。LINE にて。
「キスを断るってことは、絢音ちゃんは俺のこと好きじゃないと思う。別れよう。」

え・・・・・・・・・・・・・。そうなの??
わたしはキスができる人じゃないと、好きじゃないのかな...??
そこからLINEの既読がつかなくなりました。
わたしからすると、そういう身体の接触や見た目・外見でしか相手の価値を測れないのって、すごく虚しいことじゃないのかな?と思ってしまいます。

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振り返ってみると「可愛いね」「若いね」「その考え、わかるよ(意見の同意)」は散々言われたけど、「そういう考え、俺とは違うけど、素敵だね(理解)」などはあまりなかったのが気にかかりました。
人間、所詮他人なんだからお互いの思うことを100パーセント共感しあえることなんてありません。「分かり合えない」ところからどれだけ歩み寄れるかです。

キスができなくても、別の方法で歩み寄ってくれれば嬉しかったのに...。

わたしが悪いのかな。

恋愛って難しすぎる...。


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