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運動習慣を身に付けるために私が最初にやった3つのこと

運動不足解消のために、筋トレやランニングを始めたい。

そう思い立って、「よし!今日からやるぞ!」と意気込んでも、気が付いたら1週間後には、お菓子とコーラ、揚げ物とビールにYouTube、「やっぱりこれが最高だな!」と元の自分へ逆戻り。

そんなことは何度も私も繰り返してきました。

本当に、長い間続けた習慣というものは強力で、それか良いか悪いかは別として、なかなか意識しても変えられるものではありません。

だからこそ、習慣化したいのは良いとされる習慣で、断ち切りたいのは悪習慣。

頭ではわかっていても、抜け出せないのが習慣というものです。

別の言い方をすれば、「癖」と呼ばれるもので、生活の中であらゆる場面でこれが自分の行動を支配しています。

スピ系で使われる「潜在意識の力」というものも、これに当たるものでしょう。

この、無意識の力というのは、武道の世界でも、「無我の境地」と呼ばれるもので、筋力や技術よりもはるかに強い力を発揮するものです。

無意識にやっていることというのは、意識的に何かしらのアプローチをしかけないと、なかなか変わらないものなので、時間をかけて反復していくしかありません。

ルーティンと習慣の違いを調べたことがあるのですが、習慣は意図しなくても無意識的に行う動作のことで、ルーティンは何かを習得するために、意図的に繰り返すある一定の動作を繰り返すことを意味するようです。

順序としては、習慣化するためには、まずはルーティンとして一定の動作を意図的に取り入れることから始める必要があります。

私の場合、体の不調やメンタル不調などをキッカケに、将来のため、何より人生を楽しむために運動習慣を身に付けようと思ったのですが、いきなりやろうとしても、やはり沢山のクリアすべき課題がありました。

学生時代には、バスケをやってはいましたが、長年運動から離れてしまっていた私には、何をやってもストレスにしか感じないし、ただ疲労が蓄積するだけでした。

挑戦することが大切であっても、あまりにも無理なことをやろうとすると、「気合いを入れる」⇒「挫折する」⇒「自分が嫌になる」を繰り返してしまうため、余計に自信を失っていき、どんどん自分が嫌いになっていきます。

これを繰り返してしまうと、その自信のなさから性格まで歪んでしまい、何もかもが上手くいかなくなってしまいます。

他人を傷つけ、それによって自分も傷つき、辛い人生をまた歩むことへも繋がっていく。

さらにそれを繰り返すことによって、私は

「本当に変わらなければ」
「もうこんなことは繰り返したくない」
「もっと人生を楽しみたいんだ」

と強く思うようになり、真剣に習慣のシフトへ取り組むことを始めました。

やろあとしているのに、何故できないのかを分析し、どうすればいいのか、どんなことならやれそうなのか、何が必要で何を手放すべきなのかなど、毎日のようにノートに書き出し、自分の分析に取り組み続けました。

そこで、私が運動習慣を生活に取り入れるために、始めにやった3つのことがあります。

①身に付けるものを変えた

まず一番最初にやったことは、服装をスポーティーなものへ変えました。

お金はありませんでしたが、有り金全て使うつもりで支払い、カード払いの分割なども使いながら、最低でもウォーキングが出来るくらいのものを買い揃えました。

スポーツグッズは、それなりに値段が高いものばかりなのですが、目先の負債よりも、この先で得られるメリットのほうが大きなもなだと思ったので、不思議と不安には思わず実行出来ました。

学生時代に運動部だったからこそ、買い揃えるとそれなりに嬉しく感じ、全身スポーティーな服装に着替えてみると、気分が上がってくるのを感じられました。

それまでの私は、とにかく楽な格好を好み、年中Tシャツ短パンにサンダルという格好で、ほぼ同じ服を着回すだけといった感じでした。

それはそれで嫌いじゃなかったのですが、ランニングシューズはないし、靴下もヨレヨレの薄々で、とてもじゃないけど運動したい人という感じにはなってはいませんでした。

まずは格好から、ということもありますが、それが正解というわけではなく、私の場合はそれをケッカケに意識は変わりそうだったので、上手くいきました。

そこからは、意識してサンダルからソックスとスニーカーを履くようにし、運動する服装に着替えるルーティンを取り組むことによって、スポーツをやるまでには至らなくても、いつの間にか外を歩き回ったり、活動的に体を動かす何かをやるように変わることが出来ました。

②部屋の模様替えをした

真剣に何かに取り組もうと思ったら、何かをやめて、手放して、覚悟を決めなければいけません。

また、ある程度は意図的に何かを変えないと変わることはないと思った私が、目を付けたのは、服装を変えることの次に、環境を整えることでした。

習慣のシフトのノウハウに、やめたい習慣はやりにくくする、取り入れたい習慣はやりやすくしておく、というものがあります。

これをヒントに、まず模様替えに取り組みました。

元々、いつかやろうで先延ばしにして、やるやる詐欺になっていたのが運動習慣ですので、筋トレグッズなどのアイテムは沢山持っていました。

けど、やるやる詐欺の典型的な例、ただそこにあるだけ、持っているだけの状態が長年続いていました。

この時のために、私は捨てずに持っていたのかもしれない、やるなら今しかないと意を決して、筋トレルームを作りました。

部屋には筋トレやストレッチに関係あるもの以外は一切置かず、集中できるエリア、精神と時の部屋を作り上げました。

私がやるべきことは、まずはそこからだったのかもしれません。

幸いなことに、「いつかやろう」でそれなりのものは待ち合わせていたので、お金はかからず時間を使うだけで出来上がりました。

もちろん、それらの動作も良い運動にもなりましたし、やるための準備へ取り組むことも、なんだか楽しい時間になっていました。

今治出来てはいないし、何の結果も出せてはいないけど、確実に変わろうとしている、未来へ向かっている自分に嬉しく思えたのかもしれません。

③YouTubeの動画リストを整理した

なぜここまで生活ぎ変わるのか、日本にメンタル不調者が多いのか、経済成長しないのか。

それらはのすべての要因は習慣にあり、私はスマホの登場による影響と、それらとの付き合い方に目を付けました。

昭和の頃には、テレビによる影響に警鐘を鳴らす声があり、今ではそれがスマホです。

選べる時代になり、その自由さによるメリットはあっても、自由だからこそ取捨選択する力が問われ、自分でコントロールしないと支配され続けてしまいます。

だからこそ、私は意図的に自分の触れる情報を変えてみることへ取り組みました。

まず、気分が落ち込むニュースなどは、できる限り遮断しました。

お気に入りリストは、瞑想やストレッチ、スポーツや筋トレ関連のものを増やし、モチベーションブースト系なども取り入れました。

それらを意図的に視聴すれば、自動的に提供される動画も徐々に変わります。

気分が明るくなる、癒されるジャンルのものなどはある程度は残しつつ、出来るだけ運動に関するものに触れるように変えていきました。

運動の楽しさや、そこから得られる沢山のメリットなどを学び、とにかく時間をかけて自分が触れるものを変え、自分に刺激を与え続けたのです。

ストレスなく変わっていけた

外的な要因を、意図的に変えていくことによって、実際に私の行動は少しずつ変化していきました。

心の中に、まだまだ抵抗する部分はあっても、確実に変化は感じられています。

今ではスニーカーで歩くことが心地よく、サンダルは気持ち悪くて選びません。

段差を見付けると脚を鍛え、ぶら下がれそうなものを見付けたら懸垂したくなります。

そういった自分の中での変化は、本当にストレスなく自然に始まったものばかりでした。

少しずつ変化を加えることで、こんなにも変われるものなんだなと、今では感動していますし、あの時に勢いで行動した過去の自分にも感謝です。

とは言っても、まだまだ理想とする自分、色んなスポーツにアグレッシブに挑戦する人間にはほど遠く、近所を歩いたり、ストレッチしてみたり、気が向いた時にちょっと筋トレをやってみる程度です。

それでも、昔の自分よりははるかにマシで、確実に前進することは出来ています。

私は、この「少しでもいいから前に進むこと」が一番大切なことだと思っています。

いつかまた、昔のようにバスケを楽しみ、20代前半に夢中になっていたサーフィンへも戻りたい。

かなりのブランクが私を苦しめますし、年齢も重ねているので昔のようにはすぐには動けません。

それでも、自分の人生を諦めたくはないから、今のこのひとつひとつの自分の成長を楽しみながら進みたいのです。

ここまで読み進めて頂き、本当にありがとうございました。

あなたがもし、何かに挑戦したい、やりたいことがあるのなら、そこへ向かう何かを始めてみてはしい。

いくつになっても遅いということはない。

どんな小さな一歩でも、確実に前には進める。

まだまだやりたいことが沢山ある私ですので、今日も前進していきます。

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