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としまえんは実は花見の隠れ名所

紛うことなき真夏ですが、皆さんお元気でしょうか。だいぶ放置したなnote。ホントは先週あたりにちょっと書いてて、散歩しながらつらつらと思うがままに(noteはホントにいつも即興書きなんですよ)ぽちぽちやってて「ようし、これはかなり良い感じに思うがままの文章が書けたぞう」と鼻をフンフンいわしながら更新しようと思った矢先、散歩から帰宅してネットの通信が自宅のWi-Fiを拾ってページが更新されてしまい、書いてた文が全部オジャンになってしまったのだ。こういうのはネットあるあるなのかもしれないが、あのやるせない哀しさとぶつけどころのない怒りたるや…『その時書いた文』というものは、全く同じモノって二度と書けないのだ。その時ウンウン言いながら捻り出したものに価値があるのであって、もう一度はじめから似たようなことを書いても全く意味がない。なので先週の文は自分の中で供養した。南無三。


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8月が終わって遊園地としまえんが94年の歴史に幕を閉じた。自分は都民ではないので昔からゆかりがあるわけではないのだが、職場の花見を毎年としまえんでやっていたので何度か足を運んだことがある。としまえんの花見は有料だが予約制で各テーブルで七輪が置いてあり、簡単なお酒とお世辞にも美味いとは言えない肉が飲み放題食べ放題、BGMには自分がちょうど中学生くらいの頃に流行ったキマグレンだとか上地雄輔の曲が毎年流れちゃってショボいけどいい感じなのである。自分はこのゆるい雰囲気が個人的に大好きで、としまえんは実は東京の隠れ花見スポットではないかと密かに思っていた。自分は行ったことはないが東京の花見といえば中目黒や上野など、どこもかしこも名所は陣取り合戦(なイメージ)大勢の酔っ払いがひしめき合い(というイメージ)、トイレなんかも長蛇の列でビニールシートに長時間座りっぱなしは正直苦痛以外の何者でもない(繰り返しますがホント勝手なイメージです)である。それに比べてとしまえんは基本的には手ぶらでいけて、テーブルはこたつ式で肌寒い日なんかもへっちゃらだし座布団なんかもきちんと用意されている。見上げれば一面桜とグルグル回る乗り物、と脇でけたましい音を立てて走るジェットコースターなんかも乙なもんである(感じ方に個人差はあります)。世間は春休みなので小学生くらいの子が沢山いて、ひとしきり酒を飲んだあとは子供に混じってバイキングに乗るのが毎年のお決まりだった。酒を飲んだ後に絶叫マシンに乗るなんてのは当然、阿呆のすることであり、酒と焼肉が胃の中でシェイクされて酷い目を見た年もあった気がする(確実にあった)が、そんな思いももう出来ないのだなと思うとちょっとセンチな気分にもなる。来年からはどこで花見をすればよいのやら、と夏から来年の春の心配をするのであった。



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