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02 | まず辞める意思を伝えよう
オーナーに退職を伝えようと決めたのが、確か3月の頭だったと思う。「話があるんで夜時間がありますか?」と言った瞬間にオーナーは私が退職を考えてることが分かったという。どうやら部下からの「話がある」はロクな話ではないことが相場で決まっているらしい。
飯屋に移動して辞めたい理由を率直に伝えた。ここで辞めたら〜的な美容師が辞める時に言われがちな精神論を持ちかけた引き留めをされたがなあなあにしたら長引くだけだと思い、きっちりと辞めますと伝えた。最終的には渋々受け入れてもらい、辞めるまでの期間も美容師を本当に辞めるかきちんと考えてくれと言われた。
「でも入る時に伝えたと思うけど、退職の申告は半年前だからなあ、、、」
は、半年前、、、!?
これでも記憶力は良い方だ。何だそれ絶対聞いたことないぞ。ブラックを超えて漆黒である。こちらも急に言い出した退職だし、揉めたくもないから辞めるまで3ヶ月くらいは残れと言われたら仕方ないなとは思ってはいたが、そんな先まで拘束されるのってありなのだろうか?
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八握剣異戒神将魔虚羅もビックリなくらいの後出し具合である。しかしただでさえゴタゴタしがちな美容師の退職、私は出来る限り穏便に退職したかったので反論はせず、半年間美容師の職務を全うすることにした。まあ恩は感じていたので。
当たり前な話だが、正当な退職ルートはまずきちんと転職先を決めてから退職を伝えるのがベターだと言える。1ヶ月から2ヶ月前くらいに伝えれば引き継ぎもある程度しっかり出来るだろうし、そこまで揉めないと思う。改めて自分の今回の転職がいかに無鉄砲であり、美容業界がいかに漆黒かよく理解できるエピソードだと思う。本来なら1ヶ月の猶予があれば勤めてる会社が困らないように会社側が体制を常に整えておくべきだとは思うんだけどね。みんなはこうならないように気をつけよう。
次は退職をするまでの空気感のお話を。
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知らないお店だったけれど75年という月日に感動した
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