職場で理解者が見つかるまでのプロセス(不妊治療)

治療をしていることは職場では基本的に話しませんでした。伝えたのは2人だけだったと思います。

1人目:直属の上司(男性)

当時、2つの部署を掛け持ちしていたので、感覚的に150%くらい働いている状態でした(時間的には130%くらい)。

どちらも好きではあったものの、2足のわらじは無理だと思うようになり、専属になりたい方の部署の上司に

「妊活をしていまして。どちらも仕事は好きなのですが、時間の制約が発生しそうなのがちょっと気になり始めてまして。こちらの部署に専属になりたいのですが、調整は可能でしょうか、、、?」

と伝えました。あくまでもポジティブに、かつ遠慮がちに伝えることを心がけました。

ちなみにこの上司も晩婚・高齢出産と噂で聞いていたので、理解は得やすいかも?という打算が働きました。実際にどうかはいまだに確認してません。

伝えたタイミングがやや遅く、期の変わり目の組織編成が終わった後だったため、「遅いよ💢」と言われつつも、3ヶ月後には専属が叶いました。

この時の教訓は3つ(この件に限らず)

  • 相手の状況を抑えておく(高齢出産組だから理解得やすいかも?とか。違う場合は、理解されづらいかも?などの心づもりとなる)

  • 組織編成時期を抑えておく

  • 相談する先は、異動したい方の上司にする(卒業したい方の上司だと、引き止められる可能性あり)

2人目:高齢出産の先輩(女性)

クリニックに通い始めて1年ほど経った頃でしょうか。40代で出産された先輩が復職しました。エレベータでばったり2人きりになったタイミングがあり、「やー、晴れてお母さんになって戻ってきました」と言われたのをフックに、意を決してお聞きしました。

「あの、私いま、妊活というか不妊治療を受けてまして、◯◯さんは何かその手のことに取り組まれたりはしていましたでしょうか?」

自己開示+違ったらゴメンナサイ、的雰囲気で切り出しました。

すると、不妊治療をいろいろ試して、やっと授かった、というお話をしてくださいました。その後ランチに行き、どんな状況だったか(不育症だったご様子)、どんな病院でどんな治療をしたかなど聞かせてくれました。あとは、当時の本をくれたりしました。

着床前診断のことも、その時初めて知りました。当時は自分もお世話になるとは予想しておらず。

その後、治療が長引くにつれてなかなか人に相談できなくなっていったのですが(なので鍼灸の先生やクリニックのカウンセラーには大変お世話になりました)、いざという時に話せる人が社内にいる、というのは安心材料になりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?