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『ミラティブ』はライブ配信より「ライブ中のゲーム」で稼ぐそう

2021年12月における同サービス上でのユーザー課金売上のうち、ライブゲーミング関連のみの売上が1億円を突破したことを明かした。
ミラティブ、ゲームとライブ配信を融合させた「ライブゲーミング」に本腰へ──関連売上は月間1億円超え

ミラティブがゲームで稼いでいるとは意外でした。ただ、ゲームといっても「ミラティブ内にあるゲーム」ですが…

もしかしたらイメージしにくいかと思いますが、ミラティブは通常のアプリゲームの実況を行う他に「エモカラ(ミラティブのカラオケ機能)」のような、ミラティブにしかないミニゲーム的なモノがあります。

ミニゲームといってもクオリティは高く、最近広告で流れてくるカジュアルゲーム的な感じです。

ただしカジュアルゲームだったら1人でしか遊べませんが、ミラティブの場合「実況」の機能があるので視聴者とワイワイしながら楽しめます。記事では視聴者と一緒に楽しめるゲームもあることから、より視聴者と親密に楽しめる感じなのかも。

そういえばミラティブではありませんが、Vtuberでも視聴者と遊ぶ企画が結構人気だったりします。もしかしたら「視聴者と一緒になって遊ぶ」というのは一つの市場として存在するのかも。

他にも、stand.fmやRadiotalkといった音声配信LIVE機能を備えたアプリでは「一緒に会話する」という機能が備えられてますね。「誰かと共にする」というのは何かしらのキーワードなのかな?

実は、以前から「ミラティブ」というライブ配信は興味を持っていました。ただ、その興味を持ったキッカケというのは「ミラティブに不満を持って別の配信アプリに移った」という点からです。

というのもミラティブには一応「投げ銭」の機能があるのですが換金のハードルが高いので、それに不満を持った人たちが別のアプリに移ってしまっているんですよね。

なのでPocochaや17Liveのように「投げ銭」で回していく気がないのかな?と思ってました。

ただ今回の記事を見ると、ミラティブは「投げ銭」ではなくミラティブ内の「ゲーム」で稼いでいくというのに驚きがあると同時に納得がいきました。たしかにミラティブならそれができると。

というのも、実際にミラティブを使ってみると配信者の熱量が高いと同時に…ゲーム実況なので「一緒にやりましょう」とか「このゲームやってる?」と聴いてくる配信者が多いんですね。

ライブ配信ではリスナーに話しかけるのは当たり前の作法ですが、ゲームを起点に会話そしてコミュニティが出来ている感じと「楽しい」と思って続けてる人が多い雰囲気を感じました。

なのでお金より「純粋に楽しいからミラティブ使ってる」という人が多いのかも。も、もちろん他の配信アプリも楽しいから使ってる人は多いと思うけど…

なのでそういう人たちが集まる空間で「投げ銭で稼いでいこうぜ!」「投げ銭ランキングで競おうぜ!」というバチバチの雰囲気よりも「緩やかに楽しいコミュニティを形成して、一緒に楽しめるゲームを提供する」の方が割に合ってるんだろうなぁ…という感じです。

こういうコミュニティを形成する部分は個人的には「Yay!」といった雑談アプリに近いかも。ミラティブの場合はあくまで、その雑談のキッカケとなり一緒にコミュニケーションできる起点が「ゲーム」なのかな?

しかしミラティブ内にあるゲームで稼いでいるのは意外でした。あれはてっきり配信するキッカケを生むためのゲームなのかと。

今後はもしかするとミラティブは「LIVE配信アプリ」という括りではなく「ゲーム系雑談コミュニティアプリ」みたいなカテゴリーになるのかもしれませんね。ちょっと長いか…


P.S. ゲームと会話って、いわれてみれば相性いいかも。昔からゲームしながら話すことって多いし…

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